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内閣情報調査室 公安警察、公安調査庁との三つ巴の闘い 幻冬舎新書

今井良

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344985551
ISBN 10 : 4344985559
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2019
Japan

Content Description

官邸機能強化と特定秘密保護法成立に伴い、大幅に権限を拡大し存在感を強めている官邸直轄の情報機関「内閣情報調査室」。現在、約250人の内調スパイが安倍総理の手足となって、経済から軍事まで国内外のあらゆる情報を収集・分析し政策判断を支えているが、その実態は秘匿性が高く謎に包まれている。対北朝鮮交渉、諸外国スパイとの攻防、テロ対策、インターネット諜報システムの構築、そして複数の公安機関との覇権争いなど、数々の内幕を明らかにし、我が国のインテリジェンス組織の全貌を描き出す!

目次 : 第1章 国家のスパイの素顔/ 第2章 なぜ内閣情報調査室は誕生したのか?/ 第3章 内閣情報調査室のインテリジェンス/ 第4章 公安警察のインテリジェンス/ 第5章 公安調査庁のインテリジェンス/ 第6章 国家のスパイ 内閣情報通査室の未来

【著者紹介】
今井良 : 1974年千葉県生まれ。中央大学文学部卒業。99年にNHKに入局し、地方局や東京の報道局ニュースセンターでディレクターとしてニュース番組の制作に十年間携わる。その後、民放テレビ局に移籍し、警視庁キャップ、ニュースデスクなどを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 旅するランナー

    映画「新聞記者」観ての興味から読んでみた。偽造パスポートでキム・ジョンナムは何回も入国しており、意図的に泳がせ、公安警察により行動を24時間追ってたみたいな、驚きの事実。さらに、オウム真理教、対北朝鮮外交交渉、協力者確保のための報償金、内閣情報調査室・公安警察・公安調査庁による三つ巴の派遣争いなど、裏話がゾクゾク。間違いなくインテリジェンスは重要だと思いますが、国民の安全を保障するために機能すべきです。一部の政治家の安定保障のために暗躍しないでほしいです。こんなこと書くと、マークされちゃうかな、ヤバ...

  • hatayan

    政府の情報機関と呼ばれる内閣情報調査室、公安警察、公安調査庁の成り立ちと役割を紹介。 内調の長官は安倍首相の信頼も篤く、平時の活動に留まらず、政治記者の強姦事件もみ消し、文科省事務次官の出会い系バー通いの暴露など裏工作にも深く関与。近年の動きとして、インターネットの通信を監視する諜報システムを米国の情報機関から供与を受けたことが記されます。 元警察庁のキャリア官僚の暴露小説『官邸ポリス』、2018年5月のNHKスペシャル『日本の諜報』。当事者を苛立たせるほどの内容だったことは押さえておきたいところです。

  • おさむ

    先日観た映画「新聞記者」では、松坂桃李さんが内閣情報調査室の職員を演じていました。興味をもっていたところ、格好な新書を発見して読了。著者は元NHK記者なので、冷静かつ客観的に日本のインテリジェンス機関の実態を描いている。公文書のようにやや硬目の文章が続く所もあるが、実際のエピソードなどがふんだんに盛り込まれており、読ませます。内調と公安警察、公安調査庁の三つ巴の対立の構図がよくわかりました。ただ、ネットの監視など、このままいけばますます日本がオーウェルの「1984」の世界に近づいていくようで怖くなります。

  • ごへいもち

    よくここまで書けたなぁと思いました。FAX以外、全てのメールや通話は国が監視して把握しているらしい( ̄◇ ̄;)

  • yamatoshiuruhashi

    日本の情報機関の現状、インテリジェンスはどう醸成されてきたかを知るための一参考書として良書。

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