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都はなぜ移るのか 遷都の古代史

仁藤敦史

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642057332
ISBN 10 : 4642057331
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古代の都はいかに移り変わってきたのか。飛鳥・難波の宮から平安京まで、都城の役割と遷都の意味を検討。「動く都」から「動かない都」へと転換した理由を解明し、古代都市の成立に迫る。

【著者紹介】
仁藤敦史 : 1960年、静岡県に生まれる。1982年、早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。1989年、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程史学(日本史)専攻満期退学。現在、国立歴史民俗博物館研究部教授・総合研究大学院大学文化科学研究科教授(併任)、博士(文学)早稲田大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 鵐窟庵

    古代の都城の変遷やそれぞれの宮城の配置について解説。中国や朝鮮に対抗するために、中央集権的な都が必要だったことから、都の起源が始まる。都の成立に必要な条件や、都に設置される条件が整理される。しかし、当初は十分な大きさの都がなく、また地理的な悪条件から短い間の中で遷都が続いだが、やがて都が大きくなるにつれて、都も長くなって安定して行った。都の東西左右は元は、伊勢神宮のような右宮と左宮のような単位で作られていた。平安京に入る以前の遷都が書かれている。

  • 南北

    古代日本で当初は天皇の代替わりごとに遷都していたものが、複数の都を持つ複都制を経て、嵯峨天皇の時代に平安京で固定していくまでを述べたものです。豪族連合の長としての大王から官僚を使って統治していく天皇に変わることが都を固定する要因となったようです。内容はともかく、皇族のお名前に関してはかなり疑問があります。兄が中大兄「王子」で弟が大海人「皇子」とか、同じ天皇の子でも一方は厩戸「王子」でもう一方が有間「皇子」などとしています。これでは資料を無視した記述となり、歴史学ではなく「ファンタジー」となってしまいます。

  • 星乃

    古墳時代から引っ越し続きの飛鳥・奈良を経て、定住を決め動かない都を築いた平安まで。中大兄が孝徳と袂を分かち難波から飛鳥に戻った理由、藤原京から平城京への移転、聖武天皇の度重なる引っ越しの理由など、理路整然と説得力のある形で述べられている。一時、清盛が福原に京を移したものの失敗に終わったのは天皇がついてこなかったから。京ではなく首都機能が移転しただけに過ぎなかった。つまるところ、天皇が移動しなければ京の移転とは言い切れないそうだ。東京からの首都移転構想も天皇が動かないことには盛り上がらないだろうなあ。

  • maqiso

    属人的な支配体制の頃は天皇が変わるごとに宮の位置が変わっていたが、何度かの遷都によって律令制を取り入れることで、動かない平安京に至った。在地の豪族を官僚にするために都の位置を移すというのが面白い。藤原京以降の話がかなり短いのは残念。

  • しんさん

    大王の機能と都市区画の配置の変遷など、平易なタイトルにしてハードにマニアックな内容。勉強してから出直したい。

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