また猫と 猫の挽歌集

仁尾智

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784844138044
ISBN 10 : 4844138049
フォーマット
出版社
発行年月
2024年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
仁尾智 ,  
追加情報
:
160p;19

内容詳細

多くの猫を愛し見送ってきた猫歌人・仁尾智と、
多くの“猫飼い”の声を聴いてきた
猫本専門店オーナー・キャッツミャウブックス店主安村正也が贈る
猫の挽歌集


わかるなよ あなたにわかるかなしみはあなたのものでぼくのではない

誕生日すらわからない猫なので命日くらい見届けるのだ

のんびりとした猫だった 最期だけそんなに急いでどこへ行くのか

できることあるうちはいい 口元に猫の好物を持っていく指

生前の猫の写真を眺めてる サイダーをまたサイダーで割る

また猫と そう思えたらまた猫と暮らす未来のはじめの一歩

・・・・など全115首

【著者紹介】
仁尾智 : 1968年生まれ。猫歌人。1999年に五行歌を作り始める。2004年「枡野浩一のかんたん短歌blog」と出会い、短歌を作り始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • スリカータ さん

    猫を見送ったことがある人は、涙なくして読めない。私も昨年、老衰で19歳の猫を看取り、今年は長く腎不全の闘病生活を続けていた猫を看取った。その時の情景や心情が思い出されて、鼻の奥がツンとなった。わかるよ、確かにそうだった。長寿を全うして穏やかに老いた猫も、闘病に耐えた猫も、それぞれ愛おしい。そして、本当に不謹慎だが…人間が亡くなったことよりも哀しみが深く未だ癒えないことも、わかる。

  • 宇宙猫 さん

    ★★★★★ 目の前に猫の姿が浮かんでくるような猫の歌。自分が亡くした猫への想いと重なって、涙があふれてきちゃいます。

  • コンチャン さん

    挽歌集ということで、基本的に悲しい歌なのですが、ハッとさせられたりするものも多くて、猫好きな人なら共感度の高い作品だと思います。

  • くるぽん さん

    ズシンと来るほどまっすぐな歌。悲しみの最中では少しきついかもしれないので注意して読む必要はあるが、良い薬となる日がくるのだろう。かわいいだけではない、命対命の関わり。世界に同じ人がいないように同じ猫はどこにもいない。それでも生きていく人間。自分もまた平等に歳をとり老いて死ぬ。それまでは、また猫と。

  • uso800 さん

    重い歌ばかり、、、

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