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推しはまだ生きているか

人間六度

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087718713
ISBN 10 : 4087718719
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

オモコロライター・作家/ダ・ヴィンチ・恐山(品田遊)さん推薦!
【とにかくこの世は意味不明でしんどい――だけど「それでも。」が、ここと未来を繋いでいる。】

QuizKnockライター・歌人/志賀玲太さん推薦!
【真に正しい決意なんてわからない。これは、歪んでいても前へと進む「私たちのためのSF」だ。】

荒廃した東京で過酷なシェルター暮らしを送るあみぱん。唯一の「推し」、ポストアポカリプス系アイドルの節目おわたが配信画面から消えた日、彼女は凸ることを決意した。愛の正体を暴き出す挑戦的な“推し×ロードSF”「推しはまだ生きているか」。

29歳、タワマンとハリー・ウィンストンを夢見る藍子。ある時、謎の生命体に寄生されてから状況は一変し、ついに婚活ゴール男(港区在住、年収1000万円超、塩顔イケメンの細マッチョ)とマッチングするが……。“選ばれたい”願望の先を描く婚活SF譚「君のための淘汰」。

惑星「王球」では、人は老いれば必ず異形の怪物《老骸》と化す。老骸を殲滅する使命を担う「福祉兵器」円狗は、ある村の老骸殲滅作戦で唯一生き残った少女から「わたしのクロージング・プランに付き合ってほしい」と頼まれて――。命を巡る絶望と希望の行方を描き出す「福祉兵器309」。

ほか全5編を収録。最注目の新鋭が、ディストピア都市を舞台に“それでも生きていくこと”への祈りを込めて贈るSF短編集。

【著者略歴】
人間六度(にんげん・ろくど)
1995年愛知県名古屋市生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。2021年『スター・シェイカー』で第9回ハヤカワSFコンテスト《大賞》、『きみは雪を見ることができない』で第28回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞。『BAMBOO GIRL』『永遠のあなたと、死ぬ私の10の掟』『過去を喰らう(I am here)beyond you.』『トンデモワンダーズ(上・下)』など著書多数。


【著者紹介】
人間六度 : 1995年愛知県名古屋市生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。2021年『スター・シェイカー』で第9回ハヤカワSFコンテスト“大賞”、『きみは雪を見ることができない』で第28回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • coolgang1957

    @(サステナート314)輪廻転生、最後のリユース、ひとつになるのは辛いのか、だから埋める、燃やす? A(推しはまだ生きているか)推しは子ども?母性?希望の象徴かな B(完全努力主義社会)碇シンジ君が2人居るように見えてしまった C(君のための淘汰)これは、ミギーくん再来か!自分の心に忠実に、青い鳥は側に居ます D(福祉兵器309)奥豊≠ググればお茶の商品名…なんの暗喩?ロウガイって言われないよう卑屈になるか、いやいやイチローさんのように生きよう😄

  • rosetta

    ★★★★✭この人の本は2022年のデビュー作以来だが、テクニックを磨けば化ける人だと思っていた。もともと構想は抜群だったのだが、語り口を覚えて本当に化けた。無茶苦茶面白い。難を言えばどこか既視感があるのが残念。「君のための淘汰」は『寄生獣』だし(もっともあれは既に一つのジャンル化しているけど)「福祉兵器309」の世界観は出だしから『ナウシカ』だし。またどちらの話も意識と行為の解離というサブテーマを扱っていて興味深い。新作も出ているみたいだから読んでみよう

  • よっち

    ディストピア都市を舞台に、そんな中でも生きていく人々の葛藤と決断を描いたSF短編集。徹底した再利用化が進んだ社会で自殺した友人の願い。荒廃した東京で過酷なシェルター暮らしを送る日々の中で、配信から消えた推しに凸ることを決意した思い。異星人と戦うために完全努力主義となった世界でエリートとなった男の結末、謎の生命体に寄生されて交流していた女が婚活で出会った男。人が老いて化す《老骸》を殲滅する「福祉兵器」が、少女に頼まれた願い。極まった世界で突きつけられる選択に向き合う主人公たちそれぞれの決断が印象的でしたね。

  • 塩崎ツトム

    ぼくが書こうと思っていたディストピアもののネタを、全部先にされていた(笑)。しかしながら、六度氏の書いたのは、厳密には「ディストピア」ではない。大災害に宇宙人の侵略、人々は苦渋の選択でその社会の構築し、限られた資源の中でどうにか暮らそうとしている。いわば「災害ユートピア」の遠い親戚である。現在侵略にあうウクライナをディストピアと呼ぶ人はいないが、侵略の加害者であるロシアはそう呼ばれているだろう。(つづく)

  • きたさん

    ディストピアを舞台にした、とひとくくりにして言ってしまってよいのかわからないけれど、その過酷な状況の中で、力強くしたたかに生きる人間の姿を、人との関わりを通じて描いたSF短編集。最終的には生命力を感じられた作品が多かったように思います。「君のための淘汰」が割と好みだったので余計に、いろんなタイプの作品を読んでみたいと思わされました。

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