基本情報
内容詳細
失せろ。この人でなしの鬼め。<生と死><人と鬼>の狭間を描く短編集。
藩の剣術指南役を仰せつかる桐生家に生まれた桐生作之進には右腕がない。
それは、作之進が幼いころに父親が斬り落としたものだった。
元服の夜、作之進に父親自らがそう告白した。
一方、現在に一人の男の子が生まれた。
姉は初めての弟をかわいがり、不器用だけど真面目な父と、優しい母が暮らす、絵に描いたように幸福な家庭であったが、ある日、一歳になった弟の右腕を握りしめ、表情のない目で見降ろす父を見た。
過去と現在、二つの物語が奇妙に交錯する。(「鬼縁」)
九篇の鬼気迫る物語を収めた、京極小説の神髄!
【著者紹介】
京極夏彦 : 小説家・意匠家。1963年北海道生まれ。94年、妖怪小説『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞を受賞、『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどにより平成28年遠野文化賞を受賞。様々なジャンルで読者を魅了しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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★Masako★ さん
読了日:2018/06/23
優希 さん
読了日:2018/09/13
佐島楓 さん
読了日:2018/03/04
カムイ さん
読了日:2022/02/07
さっとる◎ さん
読了日:2019/04/10
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人物・団体紹介
京極夏彦
1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年、『魍魎の匣』(講談社ノベルス)にて第四九回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1997年、『嗤う伊右衛門』(中央公論社)にて第二五回泉鏡花文学賞を受賞。2003年、『覘き小平次』(中央公論新社)で第一六回山本周五郎賞を受賞。200
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