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妖怪の理妖怪の檻

Natsuhiko Kyogoku

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784043620104
ISBN 10 : 4043620101
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2011
Japan

Product Description

「妖怪」とは、そもそも何なのか?

知っているようで、何だかよくわからない存在、"妖怪"。それはいつ、どうやってこの世に現れたのだろうか。妖怪について深く愉しく考察し、ついに辿り着いた答えとは。すべての妖怪好きに贈る、画期的妖怪解体新書!

Content Description

小説や映画など、いたるところで活躍し、人々に親しまれるようになった“妖怪”。知っているようで、何だかよくわからないこの存在は、いつ、どうやってこの世に現れたのだろうか?妖怪を愛し、数多くの妖怪小説を生み出してきた著者が、深く愉しく、縦横無尽に「“妖怪”とは何なのか?」を解き明かす。そして辿り着いた答えとは―。すべての妖怪好きに贈る、妖怪をもっと愉しむための、画期的妖怪解体新書。

目次 : 妖怪のことを考える前に(“妖怪”ブームはあったのか/ “妖怪”的なモノゴトとは何か)/ 妖怪という言葉について(学問の言葉を巡って/ 黄表紙を巡って ほか)/ 妖怪のなりたちについて(水木しげるの登場/ 通俗的妖怪の完成 ほか)/ 妖怪の形について(受け継がれるスタイル/ 伝えられるもの、創られるもの ほか)/ 講演録通俗的妖怪と近代的怪異(ヌリカベを例にして―民俗学的妖怪/ 小松「妖怪学」の妖怪と通俗的妖怪 ほか)/ 妖怪のことを考えているうちに

【著者紹介】
京極夏彦 : 小説家、意匠家。1963年北海道生まれ。94年、かねてよりアイデアを温めていた妖怪小説『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • gonta19

    2011/7/31 Amazonより届く。 2017/6/2〜6/12 京極さんの妖怪に関する論文と言って良い内容。実に明解に、妖怪の語源、成り立ち、容姿について論考している。妖怪愛に溢れる名著。

  • Tetchy

    元々京極氏は妖怪好きが高じて妖怪をテーマにした小説を書いて作家になった人であり、妖怪研究の権威では無いのだが、本書を読めば妖怪の大家の1人と認めるべきだろう。柳田國男氏の民俗学から始まった妖怪が、現在ここまで根付くようになったのが水木しげる氏の『ゲゲゲの鬼太郎』や数々の妖怪図鑑といった功績である事をまざまざと思い知らされた。今なお彼の作品がアニメ化されて、現代っ子達にも妖怪を根付かせていることからも彼の偉大さが解る。水木氏と京極氏という偉大なる妖怪の大家と同じ時代に生きている事に喜びを覚える書物であった。

  • 優希

    妖怪とは何であるかを説いており、興味深く読みました。小説や映画などで親しみを感じていますが、詳細はわからないことが多かったので、このような解き明かしは非常に勉強になりました。京極さん自身も数多くの妖怪小説を書いていることから、縦横無尽に妖怪を語り、妖怪を楽しむことを教えてくれるように思います。存在するか否かという前提あれど、存在するということを再確認したような気がします。

  • テツ

    妖怪とはなんぞやということを妖怪大好き作家の京極夏彦が解説してくれる。形のない何か。自然現象、畏れ、喜怒哀楽などの感情。それらに形を与え僕たちが理解しやすいようにキャラクター化されたものが基本的な妖怪の姿なんだろうけれど、そうしたことについての薀蓄と考察の嵐が本当に面白い。こどもの頃から妖怪図鑑的な本を読むのは好きだったけれど、こうしたバックボーンを知ることで昔から知っていた妖怪もまた魅力を増しますね。京極堂シリーズの中禅寺の薀蓄が好きな方には是非オススメしたい。

  • イトノコ

    キンドル。「妖怪」という概念の変遷、そして水木しげるの果たした役割について徹底考察。/水木しげるについて私の理解が足りなかった。石燕あたりの妖怪画をそのまま漫画のキャラクターに落とし込んだ程度に思っていた(そもそも石燕の時代には化け物と呼ばれていた)。が、水木は地方に「現象」として伝わる「民俗学的妖怪」を「対象」にリデザインし「通俗的妖怪」として再構成したと言う(作中ではぬりかべが例示)。更にそれらを敢えて「©水木」としないことで、あたかも過去から伝わるモノのように敷衍させたとは。⇒続く

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