今昔百鬼拾遺 鬼 講談社タイガ

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062940351
ISBN 10 : 4062940353
フォーマット
出版社
発行年月
2019年04月
日本
追加情報
:
274p;15

内容詳細

「先祖代代、片倉家の女は殺される定めだとか。しかも、斬り殺されるんだと云う話でした」昭和29年3月、駒澤野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。七人目の被害者・片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は、怪異と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。百鬼夜行シリーズ最新作。

【著者紹介】
京極夏彦 : 1963年北海道生まれ。’94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。’96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞受賞。この二作を含む「百鬼夜行シリーズ」で人気を博す。’97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、’04年『後巷説百物語』で直木賞、’11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。’16年遠野文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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百鬼夜行シリーズに登場した女学生を主人公...

投稿日:2021/04/25 (日)

百鬼夜行シリーズに登場した女学生を主人公に据えた外伝的作品です。シリーズ本編のような難解なストーリーではなく、割合とっつきやすい作風になっています。

forest さん | 不明 | 不明

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女郎蜘蛛事件の関係者呉美由紀嬢の後日談 ...

投稿日:2021/04/19 (月)

女郎蜘蛛事件の関係者呉美由紀嬢の後日談 といか、中禅寺敦子嬢を探偵役にしたスピンオフ作品 いつものメンバーが登場しないせいか話の展開が早くしたがって本自体のページ数が少なく気軽に読める秀作

たにやん さん | 富山県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    京極 夏彦は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。『天狗』に続いて、第一弾の『鬼』、3社横断3カ月連続刊行シリーズコンプリートです。人間の心の中に、鬼が棲んでいるということなんでしょうね。本作に土方歳三が登場するとは思いませんでした。『ヒトごろし』の影響でしょうか?

  • さくりや さん

    京極夏彦の恐ろしいところはこれが“短編”ということだ。百鬼夜行シリーズは男性陣の活躍が目立つが、敦子と美由紀のコンビ、良いじゃん!『ヒトごろし』を読まなければならないねこれは。えっとそして、『鵺の碑』の舞台は栃木ってことで良いんだよね?中禅寺・榎木津サイドの物語も待って良いんだよね?いや河童と天狗も買うけど。

  • ポルコ さん

    スピンオフ作品といえども、久々に百鬼夜行シリーズを読める喜びを胸に噛み締める。美由紀の勇ましさに大拍手の痛快作。

  • Richard Thornburg さん

    感想:★★★★★  百鬼夜行シリーズのスピンオフで、今回の主人公は中善寺敦子+『絡新婦の理』の呉美由紀。  タイトルの『鬼』が、まさかそこへ繋がるかよとツッコミを入れたくなるくらい、記憶に新しい作品の『ヒトごろし』に密接に繋がっています。  今回の中心となっている連続辻斬り事件に絡む人物たちの狂気。  犯人の犯行理由も正気ではないのですが、それを庇い立てする人物たちの持つ複数の狂気。  他人に危害を与えない狂気そのものを抱くことは犯罪ではないのかもしれない・・・

  • イトノコ さん

    刀を使った連続通り魔事件。最後の被害者は「一族の女は代々刀で斬り殺される因縁」と話していた。敦子と被害者の友人だった呉美由紀が事件を調査する。驚き@美由紀再登場&大活躍。次巻以降もレギュラーのようで楽しみ。A「ヒトごろし」の土方と涼の裏話。確かに幕末と戦後って100年くらいしか離れてないんだな。あと百美人の話は「虚談」だよね。こういうの好きじゃない。B本が薄い。京極作品なら5、600ページでしょと思ったら250ページくらい。感覚的には榎木津や多々羅の短編ひとつくらい。サクッと読めるがやや物足りないな。

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人物・団体紹介

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京極夏彦

1963年生まれ。北海道小樽市出身。日本推理作家協会監事。世界妖怪協会・お化け友の会代表代行。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年、『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞長編部門、97年、『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2000年、桑沢賞受賞。03年、『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年、『後巷説百物

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