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今昔百鬼拾遺 河童 角川文庫

Natsuhiko Kyogoku

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041080450
ISBN 10 : 4041080452
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2019
Japan

Content Description

昭和29年、夏。複雑に蛇行する夷隅川水系に、次々と奇妙な水死体が浮かんだ。3体目発見の報せを受けた科学雑誌「稀譚月報」の記者・中禅寺敦子は、薔薇十字探偵社の益田が調査中の模造宝石事件との関連を探るべく現地に向かった。第一発見者の女学生・呉美由紀、妖怪研究家・多々良勝五郎らと共に怪事件の謎に迫るが―。山奥を流れる、美しく澄んだ川で巻き起こった惨劇と悲劇の真相とは。百鬼夜行シリーズ待望の長編!

【著者紹介】
京極夏彦 : 小説家・意匠家。1963年北海道生まれ。94年、妖怪小説『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞を受賞、『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどにより平成28年遠野文化賞を受賞。著書多数。様々なジャンルで読者を魅了しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    京極 夏彦は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。文庫のため、既刊かと思いきや、百鬼夜行シリーズ最新作でした。本来であれば第一弾『鬼』からですが、図書館の予約に出遅れたため、本書からスタートです。3社横断3カ月連続刊行第2弾、本書のテーマは河童ですが、『尻』小説でした(笑)河童と言えば、黄桜の河童 http://kizakura.co.jp/gallery/index.html や西遊記の沙悟浄lですが、泳ぎの上手い猿の見間違いが河童の正体かも知れません。但し、百鬼夜行シリーズはお弁当箱本が良いなぁ。

  • さくりや

    三京祭第2弾。面白かった!登場人物が多く現代的な名前が多いと思ったら『虚談』刊行記念クイズ正解者……成程。南房総は見知った土地だが知らない地名が多かったな。そしてえっと東北の事件とは?『鵼の碑』を『源氏物語』の雲隠的なポジションにするつもりか?うーん、そろそろ中禅寺と榎木津の活躍が読みたいです……。

  • イトノコ

    益田に頼まれ、連続「尻出し」溺死事件の調査をする敦子。一方、実家に帰省した美由紀は第3の犠牲者を発見してしまう。尻がたくさん出てくる、京極先生の薄い本である(違う)。今作には多々良センセイも登場し、それだけで今昔続百鬼風味。久々の「ぬ」に笑った。若干、敦子も美由紀も存在感食われているような…。でも事件の真相はいい具合に仄暗い。廃屋にいる彼のビジュアルは…なかなかに怖いな。さて3作目は…。

  • KAZOO

    このシリーズは講談社文庫、角川文庫、新潮文庫から次々と出版されているようですね。この本以外はまだ読んでいません。私は最初の女学生たちの河童についての話をする場面で大笑いしてしまいました。京極先生もなかなか面白いことを考えているなあという感じでこの場面が一番印象に残りあとのほうはさらっと読んでしまいあまり印象に残りませんでした。

  • nobby

    「何て品のない…」各章の語り出しの通り、河童にまつわる伝承も事件そのものも極めて下品(笑)もう冒頭から女子高生どおしが繰り広げるカッパ談義、赤だ緑だ頭の皿や甲羅の有無に馬だ猿だ、しまいに好物は胡瓜に茄子にとどまらず人のお尻をかじり臓物抜き放題から求める尻子玉とは笑うしかない…その一方で敦子が聞くのは尻に宝珠の刺青、男の尻目当ての覗き魔など臀に終始した仕上げは下半身もちろん尻を出したまま次々と川で見つかる死体…よくぞまあ尻にこだわった顛末は事柄が小出しにされて混乱しがちだが、依然ライトな憑き物落としは健在♬

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