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逆説の日本史 25 明治風雲編 日英同盟と黄禍論の謎

Motohiko Izawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093801171
ISBN 10 : 4093801177
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan

Content Description

大英帝国は、なぜ日本と同盟を結んだのか?

『週刊ポスト』誌上で、じつに四半世紀以上にわたり連載中の、作家・井沢元彦氏による歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』。前巻より1年半ぶりの刊行となる最新刊25巻では、西洋近代化の流れのなかで進んだ「文化大改革」と、大英帝国との同盟を実現しながらロシアとの開戦へ傾いていった明治政府の動きについて詳述しています。
第一章では、文学、国語、唱歌といった日本語の「改造」計画について考察します。初代文部大臣・森有礼が推し進めた「日本語を廃止し、英語を国語化する」という驚くべきアイデアは、なぜ闇に葬られたのか? 政府が「唱歌」に込めた隠された意図とは何だったのか?
第二章のテーマは、明治になって急速に進んだ、演劇と芸術の変革です。とくに、川上音二郎が実践者となった「演劇改良運動」、そして彼の妻「マダム貞奴」に代表される女優の復活について焦点を当てています。
第三章では、誇り高き大英帝国が「栄光ある孤立」を捨てて極東の小国・日本と同盟を結んだ真意とその影響。さらに、ヨーロッパを席巻した「黄禍論」について解説します。
歴史を俯瞰する“井沢史観”の真髄が盛り込まれた、渾身の一冊です。

【著者紹介】
井沢元彦 : 作家。1954年2月、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。現在は執筆活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    前半は日本文化の大きな変革を述べています。後半はロシアにおける日本の状況を分析し、怨霊信仰が根底にあることを説明しています。明治初期の文化改革は知らないことが多かったので興味深いことばかりでした。日本文化は奥が深いです。

  • ren5000

    ずっと読んでるけどやっぱり古代から戦国時代ぐらいまでが一番面白かったなと感じた。今回は日露戦争開戦前までで、段々と現代に近づいきてるのだけど当時の日本人と今の日本人の考えかたが圧倒的に違う。この頃の国民は日本の行く末を考えていたのに今は…。ここに出てくる黄禍論というのも知らなかったけど欧州や米国でのコロナウィルスでのアジア人蔑視は根底にこういう思想が今も今も生きてるんじゃないかなと思う。

  • シュラフ

    「帰国後の伊沢は国民がすべて通うとを義務づけられた小学校教育のために、西洋音階による新しい日本語の歌を作り歌わせ、西洋音楽の基礎を体得させると同時に「新しい国語」も身につけさせようと考えたのである。そこで小學唱歌が多数作られ・・・」小学校時代の音楽に習った文部省唱歌なども明治時代に遡るものだったとはじめて知った。明治国家の国づくりは軍事面だけではなく、日本語・教育・芸能まで幅広く行われ、いまでも我々の身近にその名残りがある。あらためて明治維新というものが現代日本の礎を築いた大改革であったのだと再認識。

  • 誰かのプリン

    ロシア帝国 皇太子ニコライ二世の日本訪問時に起きた大津事件が、後に引き起こされた日露戦争の遠因にもなった大津事件に興味が湧きました。他の作者の本も覗いてみようと思う。

  • RASCAL

    1巻から全部読んでいるファンだが、今回のはがっかり。サブタイに「日英同盟と黄禍論の謎」とあるも、音楽と演劇の文化の話が3/4ほど。日英同盟も怨霊信仰とか資料至上主義とかをたとえ話でくどくど説明したり、批判にかみつくお約束の部分が多くて、肝心の黄禍論は数ページ程度。週刊ポストの連載なら良いけど、単行本にするときは、過去との重複部分を削除するなり、もう少し工夫してくれても良いのでは。芸能関係の話は、知らないことも多くて、ためになりましたケド。

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