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逆説の日本史 15(近世改革編)

Motohiko Izawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093796859
ISBN 10 : 4093796858
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2008
Japan

Content Description

「週刊ポスト」誌上で大好評連載中の歴史ノンフィクション・シリーズ第15巻。主に「名君」8代将軍・徳川吉宗と「極悪人」田沼意次を取り上げて、検証。その虚像と実像に迫る。

【著者紹介】
井沢元彦 : 作家。1954年2月、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。現在は執筆活動に専念し、独自の歴史観で『逆説の日本史』を『週刊ポスト』にて好評連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひろき@巨人の肩

    家康が重んじた朱子学と綱吉の文治主義への転換。二人の天才の大変革により形成された「貴穀錢金」思想から抜け出せず緩やかな衰退が続いた江戸中期1700年代。歴史教科書で極悪人として記載される田沼意次、間部詮房、徳川宗春こそが、経済を理解して民のための政治を志した。一方で徳川将軍家の存続に執着した徳川吉宗、松平定信、一橋治済の歴史的な評価が高い。この逆説的な評価が現代社会にて定着しているのは、朱子学思想に染まった正史を客観的な史実と捉えて、多面的な評価ができていないため、という著者の主張には納得感がある。

  • 優希

    8代将軍吉宗、田沼意次、新井白石に焦点を当てて書かれており、それまでのイメージが覆される展開が興味深かったです。吉宗と白石を否定し、田沼を肯定する政策論のベースには儒教の思想があるのですね。その中でも特に限定的な朱子学はかなりの影響を与えたことでしょう。ここから徐々に明治維新に向け、動いていくのだと思うと感慨深いものがあります。

  • 背古巣

    今嵌っている"羽州ぼろ鳶"シリーズに被る時代のお話。黒幕に一橋家がいるけど、この本を読むと、源吾たち大丈夫かなと思ってしまう。恐ろしや、一橋家。将軍吉宗についてはやはりあのドラマでさわやかな名君という印象だったが、ここではこき下ろす、こきおろす。でも、刷り込まれた印象はそう簡単には変えられません。松平定信は私の住んでいる県にゆかりがあるのですが、こちらもものすごく悪者になっています。教科書は何だったんでしょう。逆に田沼意次がすごくよく書かれています。まあ、これは"ぼろ鳶"読んでいるのですんなりでした。

  • kanaoka 58

    田沼意次が失脚し松平定信の政治へ移ったことで、日本の経済・文化的発展は抑え込まれる。田沼意次が目指した通商国家への展開、経済体制を大きく変える税制改革等への動きは潰され、朱子学、農本主義の時代に逆戻りとなった。 思想の違いで歴史は大きく揺り動かされる。時代環境に沿って政治も変化していくが、保守はそれを揺り戻し、革新は一気に理想・妄想に駆け出す。しかし、いずれも現実から離れて存在することはできない。

  • Kaz

    吉宗、定信の経済政策は、幕府にとっては良い面もあったが、概ね愚作。名君かどうかって、結局誰の立場から見ているかってことで変わるということが、良くわかった。江戸時代って、260年も続いたわりには、知らない事が多過ぎる。学校でもっと詳しく教えるべきでは?

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