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真・日本の歴史

Motohiko Izawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344043091
ISBN 10 : 434404309X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan

Content Description

ゼロから学び直す日本史。日本とはこんな国だったのか。日本人の行動原理はここにあったのか。目からウロコ。衝撃の面白さ。あなたの知っている日本の歴史がひっくり返る!

目次 : 第1部 「比較」から日本史を読み解く(「世界と日本」はこんなにも違う/ 「長期の時間軸」で見ると歴史はわかる)/ 第2部 「宗教」から日本史を読み解く(日本人の宗教の原点は「穢れ(ケガレ)」/ 日本人はなぜ「怨霊」を神として祀るのか/ 日本人はなぜ「和」を一番大切にするのか/ 「言霊」に縛られる日本人は不吉なことを口にできない/ 「穢れ」忌避信仰が武士を誕生させた/ 「朱子学」という外来宗教が日本にもたらした毒/ 歴史をいかに読み解くか)

【著者紹介】
井沢元彦 : 作家。1954年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第二六回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami

    『逆説の日本史』著者による30年に渡る歴史研究のエッセンス。著者が同シリーズで執拗に訴えてきた歴史における「比較研究」という視点の欠如、「穢れ」や「言霊」を見ようとしない「宗教の無視」等々小気味よく切り込み、学界に真っ向から勝負を挑んでいる。信長は歴史教育の被害者である、武士は縄文人の末裔か、怨霊信仰が「能」を産み出した等々の興味深い事例が満載。実証主義一点張りの学者先生の研究に対して、著者の説く歴史は、日本人の心性に根ざし本質を衝いていて深く納得させられる。日本通史をめざす著者の壮図の成就を願っている。

  • 24年6月。「逆説」シリーズのエッセンスが詰め込まれており、いまさら1〜28巻も読めないという人にはよいかと。『日本史真髄』の焼き直しの感もあり、同書の感想にも書いたが「ケガレ移転説」は呉座勇一の批判が正しいと思われ(呉座も指摘のように天皇崩御による遷宮を示せていない)、あえてそれに拠らずともよいのでは。本書では呉座の名前すら出せなくなり負け惜しみにも見える。武士の誕生はマクロではそうだとしても(とはいえ、弥生人・縄文人の末裔で説明するのは大雑把)、それで個別の話も説明できるとは思えず。桃崎有一郎の方が。

  • tomo

    ☆☆☆☆☆ 農業と兼業している当時の兵士は、そもそも収穫期以外でしか戦えなかった。(毎年引き分けの、信玄対謙信の川中島の戦い) 貨幣経済を発達させ兵農分離を確立し、専業兵士を養った信長。悪名高い比叡山焼き打ちの前に「天文法華の乱」で加害側の比叡山僧兵が数万人を虐殺しており、これに打撃を加えることで宗教団体の武装解除を狙った、女性の名前を〜の娘とか〜の夫人ではなく名前で記述した等、まさに時代の革命児に相応しい。他にも作者の視点には頷くことが多く、まさに目からウロコだ。

  • 大先生

    久々に井沢さんの本を読みました。文章が読みやすい上に面白い!井沢説については、歴史学者から批判されたり、黙殺されたりしているようですが、なかなか説得力があります。織田信長の比叡山焼き討ちは宗教団体の武装解除、徳川綱吉はバカじゃない、卑弥呼は名前じゃない等など興味深い話が満載です。穢、怨霊、言霊信仰という日本独特の宗教観を踏まえて歴史をみると、いろいろなことが説明できるんですね。勉強になります。

  • coldsurgeon

    日本の歴史を、世界の歴史と比較する視点が重要である。さらに人間の歴史には、宗教が必ず関わるので、日本における宗教が、どのように存在し、人々の考え方・生活に影響を及ぼしたかを知る必要がある。日本人の宗教の原点は「穢れ」である。穢れを祓う禊という行為が生まれ、穢れ忌避信仰という呼ぶべき生活習慣が生まれた。怨念を内包した死穢から「怨念」という考え生まれ、怨念鎮魂という行為が歴史の中で育まれた。「和」という話し合い絶対主義は古代から大切にされ、言霊信仰も生活の中に根付いた。歴史を読み解くだけではなく、判断が大切。

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