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なぜわたしは町民を埼玉に避難させたのか

井戸川克隆

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784905447467
ISBN 10 : 4905447461
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
佐藤聡 ,  

Content Description

"『美味しんぼ』騒動で渦中の人となった前双葉町町長が、原発の不作為を暴く!
未曾有の原発事故の中、町民をいち早く県外避難させた前町長渾身のドキュメンタリー。
『美味しんぼ』騒動で渦中の人となった前双葉町町長が、原発の不作為を暴く!
未曾有の原発事故の中、ノアの方舟を率いた唯一の首長、井戸川克隆。
「私はこの事故で負けたくない。敗者になりたくないんです。だから国民の皆さんに言いたい。
特に今、再稼働の問題をつきつけられている地元の人達に。負けている話をするな、勝ちなさいと。」
日本よ、不屈の闘いを続ける元町長の声を聞け!

2011年3月11日に発生し、未曾有の被害をもたらした東日本大震災。中でも原子力事故を起こした
福島第一原子力発電所は、福島の土地と住民に、甚大な被害を及ぼし続けている。
事故当時、原発所在地の双葉町の町長であり、いち早く町民を県外へ避難させたのが、井戸川克隆
氏だ。町長時代は原発推進派であったことを認めながら、事故直後から東京電力や福島県、そし
て国の危機管理のずさんさを指摘し、責任のありかを正す発言を繰り返してきた。町議会と対立
して町長の職を辞してからも、講演活動や2013年の参議院選および福島県知事選への出馬など、
精力的な活動を展開。福島県の窮状を訴え、住民、特に子どもたちの救済を訴え続けている。
井戸川氏の実体験に基づく考えと主張を、講演会やインタビュー取材を通じて長期間にわたっ
て収集。事故直後の緊迫感伝わるエピソードやしだいに姿を現す原発をめぐる不作為の構造への
怒り、そして人間の復興を求める訴えや未来へのビジョン……etc。そのすべてを、全編語りおろ
しの文体で収録、豊富な資料や解説を加え、構成した。
“復興""を急かされ、なきことにされ続ける福島の真実。福島第一原発の事故関連のニュースも
他人事のように扱われ、多くのマスコミも沈黙を続けている。 そんな今だからこそ伝えたい、
この証言者の言葉を。『騙されるな、負けるな! 』と。

[著者紹介]
1946年生まれ。福島県双葉町出身。福島県立小高工業高校を卒業。昭和53年~平成17年まで株
式会社丸井の代表取締役を務める。双葉郡管工事組合長、県立双葉高校PTA会長等を歴任。平成17
年12月~平成24年2月まで双葉町町長を務める。任期中は双葉地方町村会長、全国原子力立地市
町村協議会副会長も務める。平成25年2月に町長を退任後、第23回参議院通常選挙(みどりの風
から比例区で出馬するが落選)、そして第20回福島県知事選挙(平成26年10月26日実施)への
出馬に加え、各地での講演や国際会議への参加(脱原発世界会議、国連人権理事会のサイドイベン
ト等)などを通じて、原発事故への日本政府、東京電力、そして福島県の対応を批判。独自の脱原
発活動を続けている。"

【著者紹介】
佐藤聡 : フリーランスライター兼エディター。1961年、福島県南相馬市生まれ。出版プロダクションなどを経てフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ロビン

    本書で福島出身のフリーランスライター佐藤聡によるロングインタビューに答えている井戸川克隆は、2014年に「美味しんぼ」福島の真実編に登場し「鼻血が止まらない原因は事故の被ばくにある」と訴えた双葉町の元町長として記憶されている方もあるかと思う。事故当時、避難指示を出すのみの政府を頼らず、独断で町民を埼玉に避難させた唯一の首長である。一読、国や福島県、東電に対する井戸川さんの深く、至極まっとうな怒りを強く感じた。話も理路整然としており、危機対応力や決断力・行動力・稀有の責任感を持つ凄い方と感銘を受けた。良書。

  • バリバリブーン

    被爆地の首長として、被災時、被災後の国や福島県の対応を痛烈に批判している。 批判される側にも言い分があるとは思うが、現地の生の声として真摯に受け止め、対応するべきと思った。 少なくとも、緊急時には、想像以上に国の行政は当てにはならず、個人の判断が重要なのだと強く感じました。

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