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永山則夫の罪と罰 せめて二十歳のその日まで

井口時男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864352994
ISBN 10 : 4864352992
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 田中峰和

    4人殺害の犯行時19歳だったことで、以降の少年犯罪量刑の基準とされた永山事件。極貧で悲惨な生育環境に同情の余地はあるが、タクシー運転手を2人も射殺した計画的で残忍な犯行には死刑判決もやむなしの意見が多かった。「無知の涙」の副題は「金の卵たる中卒者諸君に捧ぐ」だったが、71年の出版時には既に中卒者は金の卵ではなくなっていた。また彼が真理に目覚めたとされるマルクス主義思想は衰退し、全共闘世代も転向していた。だが、彼が獄中ノートを活用して漢字の習得に勤しみ、幼少期の遅れを必死に取り戻そうとした姿を誰も笑えない。

  • hiratax

    今年2017年は、永山則夫の死刑執行から20年にあたる。永山論を多くつむいできた著者の文集。既読のものも多いが、東京新聞の匿名コラムも収録されている。「華」の中断は、どこに着地したのか。さらにどこかへ消えてしまった日記の行方も気になる。

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