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姉川忠義 北近江合戦心得 一 小学館文庫

井原忠政

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094072112
ISBN 10 : 409407211X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan

Content Description

姉川の合戦が、弓の名人・与一郎の初陣だった。父・遠藤喜右衛門が壮絶な戦死をとげてから三年、家督を継いだ与一郎と、郎党の大男・武原弁造は、主君・浅井長政率いる四百の兵とともに小谷城の小丸に籠っていた。長政には、三人の女子と二人の男児があった。信長は決して男児を許すまい。嫡男・万福丸を連れて落ち延びよ。長政の主命を受けた与一郎は、菊千代と改名させた万福丸を弟に仕立てて、小谷城を脱出する。目指すは敦賀、供は元山賊の頭目・武原弁造ただ一人。75万部を突破したベストセラー「三河雑兵心得」シリーズの姉妹篇第1作、ついにスタート!

【著者紹介】
井原忠政 : 2000年、経塚丸雄名義の脚本「連弾」で第25回城戸賞入選。2017年『旗本金融道(一)銭が情けの新次郎』(経塚丸雄名義)で、第6回歴史時代作家クラブ新人賞受賞。「三河雑兵心得シリーズ」で『この時代小説がすごい!2022年版』文庫書き下ろしランキング第1位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • yoshida

    浅井家臣、遠藤直経の嫡男与一郎を主人公に描く。没落する浅井。父直経も姉川で討たれる。相次ぐ浅井家臣の離反。家督を継いだ与一郎は忠義を貫くも小谷落城が迫る。浅井長政と於市から嫡男万福丸を託された与一郎。落ち延びるも、信長の計略により万福丸は斬首される。復讐を誓う与一郎は織田の足軽として仕えるも、秀吉と出逢い浅井再興の為に働き始める。遠藤直経の嫡男を主人公にする発想の妙。同年代の藤堂高虎や片桐且元や、本能寺後に滅ぶ阿閉も展開に期待させる。弁造や於弦も魅力的。巧みな人物描写と小気味良さがある。楽しみなシリーズ。

  • やま

    @ 織田信長に滅ぼされた浅井長政の旧臣、遠藤与一郎の活躍の物語です。近江国小谷城で育った浅井家の重臣、遠藤喜右衛門の嫡男、遠藤与一郎は、小谷城主浅井長政から、織田信長に攻められて落城まじかな小谷城から嫡男の万福丸を連れて城を落ちるように命じられる。与一郎は万福丸を連れて、一旦は、遠藤家に奉公して、与一郎の乳母である紀伊の嫁ぎ先の敦賀に逃れたが。信長の居城である岐阜城にいる亡き浅井長政の夫人於市御寮人に頼まれて万福丸を連れて、信長の直臣で小谷城の足軽大将安達佐兵衛に万福丸を託す。→

  • yamatoshiuruhashi

    織田に滅ぼされる浅井の重臣・若者を主人公にした新シリーズ。三河雑兵心得シリーズの作者の新作だと内容紹介も読まずに買ったが、手にしたら帯を見て躊躇。どうせ負け戦になるのがわかっているのだから。それも凄惨な処分を伴っている。なかなか手が出なかったが、何とか読み始めると浅井長政の滅亡、万福丸の惨殺は初巻で終わってしまい、どうやらこの後は主人公・与一郎がその後をどう生きていくかが主題のようで、一番嫌な部分を過ぎてしまったら引き込まれていく。と言うところで初巻終了。結局次も読みそうだ。

  • saga

    新たな心得シリーズは、姉川の戦い後、敗軍の将・浅井長政の家臣、遠藤与一郎と郎党・弁造が主役という、最初からハラハラさせる設定。与一郎らが、小谷城から長政の長男・万福丸を一時は敦賀に落ち延びさせたが、於市の方の手紙が要因で織田方へ投降。万福丸は獄門首になり果ててしまう。そこから与一郎の復讐が始まる。織田方の足軽となり、万福丸の首を刎ねた安達佐兵衛は仕留めたが……。羽柴秀吉が終盤与一郎の前に現れ、復讐は意外な方向に向かいそう。戦国時代も面白いな〜

  • d2bookdd

    この一冊として、楽しみましたし、この後の展開も楽しみな新たなシリーズの導入だと思います。

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