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抵抗の新聞人 桐生悠々 岩波現代文庫

井出孫六

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006033279
ISBN 10 : 4006033273
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan

Content Description

目次 : 第1章 先祖由緒書から/ 第2章 若き二人の作家の肖像/ 第3章 記者への道/ 第4章 「陋習打破論」前後/ 第5章 大正デモクラシーのなかの悠々/ 第6章 「関東防空大演習を嗤ふ」/ 第7章 『他山の石』―極北に輝く星

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やいっち

    書店の岩波文庫コーナーに平積み。岩波新書から1980年に刊行。当時目にしたはずだが、吾輩は食指が動かなかった。不明を恥ず。それに五男による回想「私にとっての〈親子関係〉と青木理による解説を加えたもの。どうやら作者の井出も桐生も青木も長野繋がり。

  • 鯉二郎

    桐生悠々というと、信濃毎日新聞の主筆という印象が強かったが、本書を読んで、信毎以外にも新愛知新聞や他山の石でも大きな功績を残していることを知る。若い頃は腰が定まらず各地を転々とし、小説家への未練もあったようだ。信州の地でようやく天職が見つかり、彼が執筆した信毎の論説はまさに社会の木鐸と言える。乃木大将殉死を批判した「陋習打破論」、のちの東京大空襲を予言した「関東防空大演習を嗤ふ」は、今でも読みごたえがある。言わねばならぬことを言う。その毅然とした生き方に脱帽する。

  • tegi

    金沢から東京、そして長野へ、という移動が重要だと思う。国の頂点としての東京をキャリア自体が否定している。その意味では、最終的に個人的なレターに発信の場を狭められていくことに、そういうやり方でもやれるのだ(現代ならなおさら)、という希望を感じないでもない。

  • tecchan

    明治・大正・昭和前期と荒れ狂うファッショの暴風下、「いうべきこと」を敢然と言い続け,ジャーナリズムの義務を必死で履行した新聞人「桐生悠々」の評伝。40年前に書かれたが、その内容は、現代でも、いや現代にこそ、必要とされジャーナリストだけではなく、多くの人々に読み繋がれてもらいたい。

  • 石橋

    理路整然と書かれた至極真っ当な論説「関東防空大演習を嗤ふ」が弾劾された当時を想像する。今も大して変わらないなと思いながら。ジャーナリストとは、法を含めた社会的道理を守る検察官であらねばならぬ。

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