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絶滅危惧個人商店

井上理津子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480818560
ISBN 10 : 4480818561
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あなたの町にもきっとある!素晴らしき個人商店を訪ねて。駄菓子屋から銭湯まで、店主たちのヒストリー。

目次 : 荒川区日暮里の佃煮「中野屋」 「みなさん、朝から、手に手に丼を持って買いに来られるの」/ 横浜市鶴見区の「かなざき精肉店」と「魚作分店」 「いい肉は、手で触った感触で分かるんですよ」/ 千代田区神田の豆腐店「越後屋」 「やめようと思ったこと、一度もなかったけど」/ 大田区梅屋敷の青果店「レ・アルかきぬま」 「父には死ぬまで働いてもらいますよ」/ 港区芝の魚屋さん 「仕入れの行くのに、年は関係ないじゃない」/ 台東区の「金星堂洋品店」 「(よく売れるのは)カストロとベトコンですね」/ 神田神保町の「ミマツ靴店」 「長年やってると、お客様の足が分かるんですね」/ 吉祥寺ハモニカ横丁のジーンズショップ「ウエスタン」 「他にないものを売ってるって、評判になってね」/ 杉並区阿佐谷の「木下自転車店」 「いじり出したら、キリがなくてね」〔ほか〕

【著者紹介】
井上理津子著 : 1955年、奈良県生まれ。フリーライター。大阪を拠点に人物ルポ、旅、酒場などをテーマに取材・執筆をつづけ、2010年、東京に移り住む。その後、現代社会における性や死をテーマに取り組んだノンフィクション作品を次々と発表し話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    なんで、こんなにホカホカで幸せな気持ちになるんだろう。井上さんが東京周辺の個人商店を訪ねて歩く。佃煮屋、魚屋、靴店、玩具店、質店、銭湯など18のお店での店主たちとの思い出話の何と味わい深いこと。百年近い歴史を背負った語りには「この商売が大好きオーラ」と誇りが籠っている。商品への愛着と地元への愛情に満ちた言葉の数々を、井上さんが見事に引き出している。更に、各店を描いた中村章伯さんのイラストが、味があって最高。本当にいい本だ。唯一の不満は、大阪の誇りだった井上理津子さんが、すっかり東京人になっちゃったこと…。

  • あすなろ@no book, no life.

    寂れてしまった商店街の中にある個人商店。それらを取り上げている。ネットでそしてコロナ禍で安価に欲しいものを情報の洪水の中で選ぶ時代。正直、もうそれが変わる事は難しい筈。しかし、それでも個人商店を選ぶ意味は何か?ハッキリ言えばそれ程ありはしまい。ただ、そこには言葉という介在物がある。口コミという些か不安定なものではなく。ここが大事で、その商店内に我々の希望する物がなくとも或いは高くとも、目利き・技術的なものや高付加価値的な味の提供が出来る商店にはやはり魅力がある。そうした店を誰でも一つぐらい知りはしないか?

  • fwhd8325

    商人の家で育った私には、様々な出来事を超えてご商売を継続されていることにただただ頭が下がる思いです。どこへ行っても代わり映えのない景色やお店には、少々うんざりしています。大型店を押しのけ、活気がある商店街へ行くとワクワクしてたまりません。個人商店は、究極の専門店だと思います。個人商店ならではの楽しみ方があるんだと思います。紹介されたお店のいくつかは、必ず行ってみたい。そんな気持ちにさせてくれました。

  • けんとまん1007

    個人商店。そういえば、あまり行かなくなったなあ〜と。大型店やスーパーマーケットを核としたエリアを主に利用+通販。それでも、個人商店にいくと安心感がある。どことなく、距離感が近く感じることが多いのは何故だろうか。やはり、人間臭さ・温もりがあるからと思う。地域的に行くことはできないお店ばかりだが、改めて、地元の個人商店を・・・と思う。何を買おうかな^^。

  • mayu

    ルポでした。コンビニや量販店、スーパーにアウトレット。なかなか、八百屋に行って、お豆腐屋さん、精肉店に鮮魚店に行くという買い物をしなくなった。一カ所で全て揃えたい。失礼ながら、なぜここは潰れないのだろうって思うお店もある。こちらでも、小説はほぼゼロ。流行の本やベストセラーとかではない本が並んでいる本屋だとか。置いてある商品を全て把握している文房具屋。店は寝るまで開けているお店までも。地域に貢献し、扱う品の専門家としての矜持が見える。皆さんキャラが濃い印象。『この人から買いたい』と思う客が多くいるのだろう。

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