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アメリカの原爆神話と情報操作 「広島」を歪めたnyタイムズ記者とハーヴァード学長 朝日選書

井上泰浩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022630728
ISBN 10 : 4022630728
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

広島・長崎に投下された原爆について、いまなお多数のアメリカ国民が5つの神話――
@事前に警告し軍事基地を破壊した
Aその衝撃で日本はすぐに降伏した
Bアメリカ人100万人、さらに多くの日本人の命を救った原爆は救世主だ
Cアメリカは神に託されて慈悲深い行いをした
D原爆による放射能の影響は(ほとんど)ない
――を信じている。
なぜこの根拠のない、嘘偽りの「神話」が信じ込まれることになったのか。
世界で最も権威あるニューヨークタイムズ記者とハーヴァード大学長が、軍・政府と一体となって行なった情報操作と世論形成の痕跡をあぶり出す。

【著者紹介】
井上泰浩 : 山口県生まれ。広島市立大学国際学部教授。情報通信学会評議員。ミシガン州立大学院博士課程修了。博士(マスメディア)。全国紙記者を経て現職。ハワイ大学マノア校客員研究員も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • skunk_c

    元新聞記者で現在は広島市立大学教授の著者が、原爆投下について1945〜47年にアメリカで行われたプロバガンダを告発する書。ニューヨーク・タイムズ記者のローレンスとハーヴァード学長のコナントがその首謀者として断罪される。日本から見れば確かに言語道断なプロバガンダだが、筆致がややエキセントリックで、繰り返しが多く冗長。本書の内容はアメリカ人にこそ読んでもらいたいが、この書き方ではかえって拒絶されてしまうのでは。また被害の実相に殆ど触れられていないのも疑問。これでは「アメリカはずるかった」で終わってしまう印象。

  • 犬養三千代

    井上泰浩著 副題 「広島」を歪めたNYタイムズ記者とハーヴァード学長 1500円 アメリカ国民に限らず人は信じたいものしか信じない。マスメディアも公正でもなく中立でもない。犠牲者は浮かばれないといえば浮かばれない。今後核兵器は抑止力としてやはり王座に有るのかな。

  • キミ兄

    わざわざハーヴァードの学長を黒幕として引っ張り出しているが根拠は25年前のアメリカの1本の論文のみ。自分で検証を行なったわけでも無いようで、それを事実のように断定する書き方はどうなのか。また放射能被害が無いとの欺瞞があったと散々書いているが、そもそも放射能被害の定義がかかれていない。残留放射能なのか爆発時のガンマ線等によるものなのかも判然としないまま批判が続く。正直?と感じる本。最後の20ページだけ読めばいいのでは。☆。

  • カラコムル711

    NYタイムズの原爆情報操作をおそらく初めて明らかにした書か。またアメリカが放射線の影響を過小評価したのも、やはりそうだったかと気づかせた。ただしやや批判が一面的でステレオタイプである。原爆投下はその背景が奥深い、まだまだ十分な分析にはいたっていないようだ。なお放射能被害といわず放射線被害と正しく書くべきだ。

  • tecchan

    今なお多くのアメリカ人が信じる原爆神話、いわく事前警告があった、原爆投下で日本が降伏した、多くのアメリカ人そして日本人を救った、放射能の影響はない等。この偽りの神話には、タイムズ記者とハーヴァード大学長と政府・軍による情報操作があったことを描く。

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