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論点別 昭和史 戦争への道 講談社現代新書

井上寿一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065178621
ISBN 10 : 4065178622
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昭和の戦争と社会を理解するための10の謎。この一冊で昭和史研究の最前線がわかる!女性差別、SNSと言論、格差社会、官僚主導、対アジア外交…、今日の日本が直面している諸問題の歴史的な起源は戦前昭和にあった!日本近現代史研究の第一人者が昭和史の実像に迫る一冊。

目次 : 1章 天皇―なぜ立憲君主が「聖断」を下したのか?/ 2章 女性―戦争に反対したのか協力したのか?/ 3章 メディア―新聞・ラジオに戦争責任はなかったのか?/ 4章 経済―先進国か後進国か?/ 5章 格差―誰が「贅沢は敵だ」を支持したのか?/ 6章 政党―なぜ政党内閣は短命に終わったのか?/ 7章 官僚―なぜ官僚が権力の中枢を占めるようになったのか?/ 8章 外交―なぜ協調外交が戦争を招いたのか?/ 9章 日米開戦―なぜ回避できなかったのか?/ 10章 アジア―侵略か解放か?

【著者紹介】
井上寿一 : 1956年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業。同大学院法学研究科博士課程、学習院大学法学部教授などを経て、学習院大学学長。法学博士。専攻は日本政治外交史。内閣府公文書管理委員会委員。特定歴史公文書等不服審査分科会委員。主な著書に、『危機のなかの協調外交』(山川出版社、吉田茂賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • skunk_c

    読解力の落ちている大学生にも読める文章ということで、平易な言葉遣いで主に1926〜45年までの20年間をテーマ別に整理してある。軍部については通奏低音として扱っていて、すべての章に登場。特に前半の「女性」「メディア」あたりは著者の得意分野であり、エピソードも交え興味深く読めた。しかし後半、特に外交や国際関係については疑問点も目に付いた。また、政治について、政党内閣の議論はあったが、政党の劣化(現代にも通じる「足の引っ張り合い」)の議論があまりないのが残念。坂野潤治先生の書物には明確に書かれていたのに。

  • trazom

    天皇/女性/メディア/経済/格差/政党/官僚/外交/日米開戦/アジアの10の論点別に戦前史が考察される。歴史物というと、司馬史観とか陸軍悪玉・海軍善玉論のような論調はスカッと爽快だが、井上先生の論考はその対極にある。一つの事実の裏にある複数の思惑や状況を網羅しながら、決して答えを単純化しない。ああ言えばこう言う的な議論も多く、結論が見えてこないもどかしさとの闘いではあるが、でも、こういう姿勢こそ、歴史と向き合うのに必要なんだと思う。手っ取り早く責任者を見つけて留飲を下げようとする現代社会への教訓でもある。

  • 樋口佳之

    論点整理としての意義はあるけども、それぞれの論点について多少なりとも関連書を読んでないと難しいかな。/どんな論点をたてるにせよ、仮に日本Bと言う国があり、その国の都合と思惑で日本も軍を進められ、植民地となっていたとしてその論点を維持できるのっていう思いを忘れてはいけないと読み終えました。

  • Isamash

    井上寿一学習院大学学長(専門は日本政治外交史)2019年発行著作。太平洋戦争に絡め、メディアは被害者か加害者か?とし両論併記。どう考えても、地方紙は別にして、主要在京メディアは加害者と思われ罪は重いのにと、白けてしまった。結局、最終章にやけに詳細に紹介された大東亜戦争肯定論が著者の主張かと。結果的に、アジアの植民地解放に繋がった側面はあるが、それは意図したことでもなく多くのアジア人を殺害しており、政府の御用学者はこういう風に臆面も無く歴史を捻じ曲げ、国家の罪を軽減しようとするのかとある種の感慨を覚えた。

  • ロッキーのパパ

    評価は★★★★(満点は★★★★★) 通説がメインだけど、最新の研究成果も適度に織り込まれており、読み甲斐があった。本文でも参照された『経済学者たちの日米開戦・・・』は面白そう。そのうち読んでみたい。

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