新釈 遠野物語 新潮文庫

井上ひさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101168074
ISBN 10 : 4101168075
フォーマット
出版社
発行年月
2003年04月
日本
追加情報
:
16cm,283p

内容詳細

東京の或る交響楽団の首席トランペット奏者だったという犬伏太吉老人は、現在、岩手県は遠野山中の岩屋に住まっており、入学したばかりの大学を休学して、遠野近在の国立療養所でアルバイトをしている“ぼく”に、腹の皮がよじれるほど奇天烈な話を語ってきかせた…。“遠野”に限りない愛着を寄せる鬼才が、柳田国男の名著『遠野物語』の世界に挑戦する、現代の怪異譚9話。

【著者紹介】
井上ひさし : 1934(昭和9)年、山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後に放送作家としてスタートする。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎖心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『東京セブンローズ』など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍している。’84年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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作者の自伝?のような時代設定と場所の設定...

投稿日:2011/07/14 (木)

作者の自伝?のような時代設定と場所の設定で老人が語り聞かせる形の短編集ですが、どんどん引き込まれます。  遠野物語のもつ不可思議さ=不気味さと、井上ひさし流のユーモアが融合して、読み終えた時、すっかり化かされ気持ちよいくらいの感覚になります。でも解消できない人間と妖怪(?)の残酷さが未消化まま毒となって少し残るところが、井上文学なのでしょうね。 

diana さん | 茨城県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • レアル さん

    井上ひさしの遠野物語。一言面白い!「なんでこんなに面白いのに本が薄っぺらいの?」と惜しく思うくらいずーっと読んでいたいと思える物語数編が詰まっている。柳田國男のものよりはるかに読みやすく、同じ物語でも「ひさし節」がかかるとどうしてこんなに楽しい昔話になるのだろう!読書快感全開で楽しめる遠野物語。素晴らしい!

  • ふう さん

    「遠野物語」を読んでいないので比較できませんが、井上氏の文章の上手さと独特のユーモアで、ゾッとしたりクスッとしたりしながら読みました。昔、自然に囲まれ、自然と共に暮らしていた人々は、ふとした折に何かの気配を感じたり、人智の及ばない出来事に遭遇したりして、自然への畏怖を抱いていたのでしょう。現代に生きる人々が失った感覚もありそうです。語り継がれてきた民話には、そんな感覚を呼び起こすただならぬ雰囲気があります。読んでいるわたしも、最後に狐につままれてしまいました。『川上の家』河童の子どもの話が悲しく怖かった…

  • たか さん

    柳田国男の名作『遠野物語』を井上ひさしがアレンジした現代版遠野物語。オリジナルの良さに加え、井上ひさし流のユーモアや切なさ、郷愁がとても魅力的。山中の岩穴に住む謎の老人の語りが、不思議な感覚で物語の世界へと誘う。B評価

  • メタボン さん

    ☆☆☆☆☆ いやあこれは面白い。語り口のうまさ、ありえないけれども言い伝えに含まれるまことしやかさ、そしてどんでん返し。物語の面白さの原型がつまっている。ホラ話と言ってしまえばそれまでだけれども、柳田国男の遠野物語と同様、民間伝承の素晴らしいエッセンスを見事に取り出している。すべてが夢であり女房の乳房をつかんでいた「鍋の中」、せっかく50銭で買った話(予言)のとおりにしなかったことから大切な女房を失うはめになる「笛吹峠の話売り」、馬と娘の悲しい話「冷し馬」、ちょっとエロチックな「狐つきおよね」が良かった。

  • kinkin さん

    何度読んでも面白い本。井上ひさしの力量が見事!

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人物・団体紹介

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井上ひさし

1934年、山形県生まれ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係などを経て文筆業に入り、戯曲やテレビ脚本で数々の賞を受賞。著書に『手鎖心中』(直木三十五賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セ

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