井上ひさし 発掘エッセイ・セレクション

井上ひさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000281508
ISBN 10 : 400028150X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
追加情報
:
198p;19

内容詳細

長編から短編まで、たくさんの小説を著した井上ひさし。本を愛し、豊富な読書量で知られ、文学をめぐるエッセイ・批評も数多く遺しました。本書は小説をテーマに、創作の原点である故郷小松・仙台の思い出、文庫解説、作家との幅広い交友、自作について綴る「作者のことば」など、著書未収録のエッセイを選び抜いて収めます。

[目次]
廈という名の読み方について


1 来し方

 故郷小松
  南京婆のやってくる道
  校歌
  北京日本人学校 校歌 小さな火花
  川西町立第一中学校 校歌
  川西町立第二中学校 校歌

 仙台
  「若尾文子に間に合わなかった会」のこと
  わが心はあなたの心であれかし 解説にかえて〔『新・ちくま文学の森7 愛と憎しみ』〕

 仙台文学館館長として
  仙台駅頭の老夫妻への言付け
  さすらう詩人
  文化とは何か――館報発刊にあたって


2 とことん本の虫

 解 説 〔フィリップ・ロス著『素晴らしいアメリカ野球』〕
 柳田国男への挨拶 〔柳田国男著『不幸なる芸術・笑の本願』解説〕
 「FARCEに就て」について
 つめくさの道しるべ 〔宮沢賢治著『注文の多い料理店』解説〕
 彼のやりたかったことのリスト
 セントルイス・カレーライス・ブルース――解説にかえて 〔『新・ちくま文学の森11 ごちそう帳』〕
 文学的悪戯 〔『新・ちくま文学の森16 心にのこった話』解説〕
 ジェラール・ヴァルテル『レーニン伝』 〔達人が選んだ「もう一度読みたい」一冊〕
 「太鼓」の音が近づいてくる


3 交友録

 先達を仰いで
  『昭和史発掘』、史家への出発 〔松本清張「わたしの一冊」〕
  ロシアの原型を究めれば、日本の原型にも行きあたる――司馬遼太郎『ロシアについて』
  戯作者遠藤周作
  解 説――吉行淳之介氏との関係 〔吉行淳之介著『一見猥本風』〕
  左京さんに二度逢って 〔小松左京著『御先祖様万歳』解説〕
  神話的英雄譚への出発――『輝ける碧き空の下で』北杜夫
  時代にこきつかわれた男――『間宮林蔵』吉村昭
  谷川俊太郎と日本語――絵本をはじめとしての平仮名仕事

 ライヴァルにして友人
  解 説――世俗大壁画の制作者 〔藤本義一著『屁学入門』〕
  俳諧味といい女 〔「日本の作家」の横顔藤沢周平〕
  塩引きの鮭
  海坂藩御城下絵図の作り方
  海坂藩・城下図
  弔辞 海坂藩に感謝――別れの言葉にかえて
  藤沢さんに食い下がった話
  感情管理を破る工夫
  解 説――競技場の光景123〔筒井康隆著『バブリング創世記』〕
  私の「夢さがし」 〔山口瞳著『家族』に寄せて〕
  空白の意味――長部日出雄著『映画監督』
  人生の難関を乗り越える梃子となる大江文学の鍛え直された言葉――『「自分の木」の下で』大江健三郎
  「人生二十五年」の時代 〔妹尾河童著『少年H下巻』解説〕
  四つの謎――丸谷才一著『思考のレッスン』

 後進へ
  謎と発見――村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読む
  ホームへの帰還――解説に代えて 〔赤瀬川隼著『ダイヤモンドの四季』〕
  解 説――某作家による、ある創作講座における一回目の講義録 〔久世光彦著『一九三四年冬袞乱歩』〕
  導きの糸 〔『米原万里、そしてロシア』に寄せて〕


4 自作を語る

 作者のことば
  『モッキンポット師の後始末』
  『仕出し屋マリア』
  『いとしのブリジッド・ボルドー』
  『浅草鳥越あずま床』
  『踊る金髪浅草寺』
  『合牢者』
  『恐れ入谷の鬼婆』――老後のために
  『鳥』
  『笑う男』 まえがき――企てのある小説 〔『現代小説1977』〕
  『“さそり”最後の事件』
  『他人の眼』 まえがき 〔『現代小説1979』〕

 自作をめぐって
  二人の神父 〔恒松龍兵著『ベンポスタ・子ども共和国』序〕
  『東京セブンローズ』の十年間
  心残り 〔もうひとつのあとがき〕
  イソップ株式会社――連載小説の喜び


あとがき……………井上ユリ

【著者紹介】
井上ひさし : 1934‐2010年。山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生れる。上智大学外国語学部フランス語科卒業。放送作家などを経て、作家・劇作家となる。1972年、『手鎖心中』で直木賞受賞。小説・戯曲・エッセイなど幅広い作品を発表する傍ら、「九条の会」呼びかけ人、日本ペンクラブ会長、仙台文学館館長などを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • noriko さん

    お別れ会での丸谷才一のスピーチ、「この有能な劇作家の内部に俊敏で鋭くて賢い批評家がひそんでゐて、、、常に人のふり見てわがふり直す、わがふりを新しく作り出す聡明な文学者だった、、、」に甚く共感したことを思い出した。この発掘エッセイの中にも珠玉が多く、特に藤沢周平との交遊録がしみじみと味わい深い。節度ある距離の付き合いのいくつかのエピソードは温かく、ありありと藤沢のたたずまいが浮かんでくる。それらを語る井上の言葉にはいつもながらの思いやりと、わが振りを新しく作り出す聡明さに満ちている。

  • はるさん さん

    作者の「発掘エッセイ・コレクション」シリーズの三作目は、自作を含めた小説についてのあれこれを語る。松本清張、司馬遼太郎、藤沢周平等の大作家の作品に触れた書評は、作者らしい優しく真摯な眼差しが感じられて楽しい。

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人物・団体紹介

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井上ひさし

1934年、山形県生まれ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係などを経て文筆業に入り、戯曲やテレビ脚本で数々の賞を受賞。著書に『手鎖心中』(直木三十五賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セ

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