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ISBN 10 : 4276139112
Content Description
"「音楽に国境はない」という言葉があるように、音楽には「越境」という概念がつきものである。たとえば、一つの音楽作品が生まれ、演奏され、聴取されるとき、音楽は、国・地域の越境、時代の越境、ジャンルの越境など、多かれ少なかれ、さまざまな「越境」を経験する。
本書に収められた8篇は音楽学の研究者による書き下ろしの論考で、直接的または間接的に「越境」と関係している。「越境」は近年、人文科学全体に大きな影響をもたらしている概念だが、それを音楽にあてはめてみるとどうなるだろうか。ここでは8人がそれぞれの専門に引き寄せて「音楽と越境」について考えている。どの論考も研究領域の最先端に位置づけられるものではあるが、それと同時に、読者が理解しやすいように留意して書かれている。
それぞれの章で、音楽の社会的・政治的・文化的コンテクストを重視し、学際的なアプローチが取られているのも特色。大学などのテキストとしても最適。"
【著者紹介】
井上さつき : 東京藝術大学大学院音楽研究科博士課程満期退学。論文博士(音楽学)。パリ・ソルボンヌ大学修士課程修了。現在、愛知県立芸術大学音楽学部教授。慶應義塾大学、明治学院大学非常勤講師。専門:近代フランス音楽史、日本の洋楽器受容史
森本頼子 : 愛知県立芸術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了。博士(音楽)。現在、名古屋音楽大学、金城学院大学、名古屋大学非常勤講師、早稲田大学オペラ/音楽劇研究所招聘研究員。専門:西洋音楽史、ロシア音楽史、日本洋楽史、オペラ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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