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「一遍聖絵」の世界

Fumihiko Gomi

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642083966
ISBN 10 : 4642083960
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan

Content Description

踊念仏で知られる一遍の生涯を描いた国宝『一遍聖絵』。全篇にわたって詞書に沿って構図に注目。豊富なカラー図版で一遍の足取りを辿り、これまでの研究でいまだ明らかにされていなかった絵巻の全体像と魅力に迫る。

目次 : 1 『一遍聖絵』の制作/ 2 遊行の旅路/ 3 踊念仏とともに/ 4 東海道の一遍/ 5 踊念仏の熱狂から農漁村へ/ 6 先達の古跡を追って/ 7 最期の旅/ 8 『聖絵』とその周辺

【著者紹介】
五味文彦 : 1946年、山梨県に生まれる。1970年、東京大学大学院修士課程修了。神戸大学講師、お茶の水女子大学助教授、東京大学教授、放送大学教授等を経て、東京大学名誉教授、放送大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かんがく

    教科書でおなじみの福岡の市や武士の館以外にも、善光寺、石清水八幡宮、厳島神社など様々な名称と、貴族、武士から遊女や乞食までたくさんの人々が生き生きと描かれていて眺めているだけで楽しい。背景にあるストーリーや、描かれた建物などにも細かな解説がある。龍が出てきたりと突飛な展開も多く、中世の宗教観を垣間見ることができた。

  • てれまこし

    史料が乏しい一遍であるが、その足跡が知られてるのはこの傑出した聖絵が残されたかららしい。彼の没後十年に貴顕らの協力により聖戒(甥とされてるけど異母弟らしい)が書いた。絵は法眼円尹という僧。他に作品が残されてないけど、相当達者な画人らしい。背が高く目付きの鋭い一遍が振り向かずに歩み去る姿が印象的。この厳しさと念仏を唱えて踊るだけで誰でも往生できるという能天気に思える教理とのギャップが自分にはまだ埋まらない。カラー図版が豊富だが、全巻収録ではないし。小さいのと綴じ方の都合で細かいところが見にくいのが少し残念。

  • Wataru Hoshii

    2015年晩秋、国宝「一遍聖絵」全12巻の展示が行われ、私は会場となった遊行寺・神奈川県立歴史博物館・金沢文庫を巡った。そして、この絵巻物が中世日本の姿(しかも全国名所絵の趣もある)をリアルに描き出していることに強い感銘を受けた。絵巻物の研究者としても知られる五味氏によるこの著作は、この長大な絵巻物に描かれた内容を知るための丁寧なガイドブック。オールカラーの図版が嬉しいが、前後の絵のつながりが見たくなる所もあり、私は展覧会の時の図録を傍に置き、適宜参照しながら読み進んだ。まさに中世日本へのタイムトラベル。

  • kaz

    カラー図版を眺めただけだが、当時の世相がわかって面白い。図書館の内容紹介は『踊念仏で知られる一遍の生涯を描き、鎌倉時代の世相を伝える国宝「一遍聖絵」。全篇にわたって詞書に沿って構図に注目。豊富なカラー図版で一遍の足取りを辿り、絵巻の全体像と魅力に迫る』。

  • takao

    ふむ

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