世界の歴史 21 アメリカとフランスの革命 中公文庫

五十嵐武士

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122050198
ISBN 10 : 4122050197
フォーマット
出版社
発行年月
2008年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,507p

内容詳細

世界に衝撃をあたえ、近代市民社会のゆく手を切りひらいた二つの革命は、どのように完遂されたのか。思想の推移、社会の激変、ゆれ動く民衆の姿を克明に描写し、神話化された栄光と理想だけでなく、現実との矛盾や葛藤も明らかにする。

目次 : 第1部 啓蒙のかがり火、民衆のめざめ(植民地建設の息吹き/ 植民地社会の多様化/ 英本国に抗議する人びと/ 独立へ、内部革命へ/ 連邦体制の創設/ 連邦共和国の発展と試練/ リパブリカン政権の優位)/ 第2部 革命の嵐がヨーロッパをつつむとき(1789年の燃える夏/ 絶対王政が頑迷だったのか/ 渦巻く出来事―三部会から憲法制定へ/ 革命の軟着陸は可能か/ 徳性と恐怖―ジャコバン独裁の時代へ/ テルミドール反動と革命の収拾/ ナポレオンのヨーロッパ)

【著者紹介】
五十嵐武士 : 1946年、秋田県に生まれる。69年、東京大学法学部卒業。東京大学法学部教授、国立民俗学博物館併任教授、ウィルソン・センター研究員などを経て、東京大学大学院法学政治学研究科教授。専門はアメリカ政治外交史、比較政治学

福井憲彦 : 1946年、東京都に生まれる。77年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学文学部助手、学習院大学文学部史学科教授などを経て、学習院大学学長。専門はフランス近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • coolflat さん

    英国北米植民地の形成〜アメリカ独立戦争(1775年)〜米英戦争(1812年)。フランス革命(1789年)〜第一帝政〜ワーテルローの戦い(1815年)。個人的には、本書のメインとなるアメリカ独立戦争やフランス革命よりも、英国の北米植民地が形成していく過程がためになった。なおアメリカ独立戦争に至ったのは、イギリスの植民地政策の転換がきっかけだった。イギリス本国は産業を発展させるため重商主義政策を採っていたが、フレンチインディアン戦争の戦費負担などから、歳入を確保するために課税して、財政的な性格を深めたのである

  • KAZOO さん

    アメリカだけなのかなあと感じていたのですが、フランス革命も入っているのですね。18世紀から19世紀の初めにかけてのアメリカとフランス国内の出来事をかなりきめ細かに記されています。とくにアメリカ独立宣言書作成のいきさつなどは読んでいて面白く映画にできるのではないかと思いました。フランスもジャコバン党の恐怖政治のころの記述は興味深く読めました。

  • tieckP(ティークP) さん

    教科書を開くとフランス革命のほうがページ数を割かれているが、本書ではアメリカ革命のほうが多い。おかげで、このシリーズには珍しい政治・経済思想に力点を置く著者によって、アメリカ独立戦争や連邦政府成立についての複数の思想の入り乱れた進行が丁寧に語られていて、知的な刺激を受けた。フランス革命は類書が多いので筋における発見のようなものはなかったが、個人の神話化に対して民衆の力のダイナミズムに注目していること、それでいて「民衆の神話化」のようなお人好し過ぎる立場からも距離を置けていることが特長となっていると感じた。

  • ゆたか さん

    アメリカ建国史とフランス革命が1冊でわかる、お買い得な本。世界史を学ぶ高校生の副読本としてもいいかも知れない。

  • の さん

    19世紀以降の近代化社会の起こりとして取り扱われる事の多い二つの事件、アメリカの独立戦争とフランス革命を概観した著書。長い割にイマイチ高校の世界史レベルから抜け出ていないような印象を受けましたが、当時の思想や経済を表面的に捉えることで「革命」としての勢いは感じられるようになっています。でもこれだったら当時の資料を並べた方がよいのではないだろうか。

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