メルヴィル “真実の語り手”になった鯨捕り

五十嵐博

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336060242
ISBN 10 : 433606024X
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22

内容詳細

モービィ・ディックはなぜ「白い」のか?メムノンの石とは何か?クラーケンとは何なのか―?米文学の代表的作家メルヴィルの謎と神秘を解き明かし、象徴性の深層へ潜行して、メルヴィル文学の本質を開示する書。

目次 : 第1章 『タイピー』を通して見る白い鯨―直截な白人文明糾弾から象徴的断罪へ/ 第2章 『オムー』に見る半文明化されたタヒチとモーレア―南海の楽園を侵食する白人キリスト教文明の功罪/ 第3章 『マーディ』での若きメルヴィル―喪失と幻滅/ 第4章 『レッドバーン』―貧困と死/ 第5章 『ホワイト・ジャケット』―元軍艦乗組員メルヴィル/ 第6章 『モービィ・ディック』―メルヴィルvs.白人キリスト教文明/ 第7章 『ピエール』/ 第8章 『幸福な失敗』と『フィドル弾き』―凡庸と幸福/ 第9章 『信用詐欺師』―愛と不信/ 第10章 メルヴィルと鮫―どちらがより残虐か、鮫か人間か?

【著者紹介】
五十嵐博 : 1950年3月、新潟県生まれ。現在、日本大学理工学部非常勤講師。明治大学文学部卒業。同大学文学部文学研究科英米文学専攻修士課程単位取得満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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