ドイツ帝国時代を読む 権威主義的国民国家の岩盤とその揺らぎ

五十嵐一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784784513642
ISBN 10 : 4784513647
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
247p;21

内容詳細

ビスマルクの「上からの革命」によって確立したドイツ帝国時代(1871〜1918)。同時代人の発言を手引きとして、都市住民の意識や生活実態、教養知識人の思考様式を読み取り、その時代の社会構造、政治体制の実相に迫る。

目次 : 第1章 ドイツ帝国時代の見取り図/ 第2章 強権的支配体制と忠誠心/ 第3章 生活苦にあえぐ大都市住民/ 第4章 「臣民」の培養装置/ 第5章 排除の壁を乗り越えた時/ 第6章 民族主義の偏見とそれへの警鐘/ 第7章 教養知識人に特有な思考様式/ 第8章 国民の政治的「成熟」への問いかけ/ 補章 W.J.モムゼンのドイツ帝国時代史研究についてのスケッチ

【著者紹介】
五十嵐一郎 : 1946年福島県会津若松市に生まれる。東京教育大学大学院文学研究科西洋史専攻修士課程を修了。埼玉県立高等学校の社会科教諭として五校に勤務。定年退職後、神奈川工科大学非常勤講師として日本近代史、歴史学、生涯学習概論などを担当(2007〜14年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Toska さん

    中公新書のビスマルク伝が外交を主眼としていたのに対し、こちらはその舞台裏から内政面を覗き見る内容。領邦の伝統や古い身分意識が色濃く残り、一方で急速な工業化の荒波に揉まれていたドイツ帝国は、社会の断層を克服すべく権威主義的な政策に頼らざるを得なかった。ヴィルヘルム2世の奇矯な言動があれだけ耳目を集めたのは、皇帝が社会統合のシンボルとして期待されたことの裏返しであろうか。やっぱりダメな人だったんだなあ…「男らしさ」が強調されがちな近代ドイツ史において、女性の動向にスポットが当てられている点も興味深い。

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五十嵐一郎

1946年福島県会津若松市に生まれる。東京教育大学大学院文学研究科西洋史専攻修士課程を修了。埼玉県立高等学校の社会科教諭として五校に勤務。定年退職後、神奈川工科大学非常勤講師として日本近代史、歴史学、生涯学習概論などを担当(2007〜14年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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