自衛隊は市街戦を戦えるか 新潮新書

二見龍

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106108709
ISBN 10 : 4106108704
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
追加情報
:
256p;18

内容詳細

陸上自衛隊といえば総合火力演習。榴弾砲に迫撃砲、戦車がハデに撃ちまくる―だが、それで日本を守れるのか。サイバー戦に情報戦が加わった「新しい戦争」の時代、主戦場となるのは市街地ではないのか。「時代錯誤の突撃訓練」「独自の文化・銃剣道」「銃の取り扱い方も知らない隊員たち」…陸上自衛隊で作戦・教育訓練にたずさわり、「最強の部隊」を追求した元幹部が初めて明かす組織の内情と未来への提言。

目次 : 第1章 今や戦闘は変わった/ 第2章 民間人を撃つな!/ 第3章 我々は何も知らなかった/ 第4章 これでは「戦争ごっこ」/ 第5章 装備と訓練は世界標準なのか/ 第6章 40連隊とその後/ 第7章 「鬼軍曹2.0」を求めて/ 第8章 国民に愛される自衛隊の先にあるものは

【著者紹介】
二見龍 : 1957(昭和32)年東京都生まれ。防衛大学校卒。陸上自衛隊で東部方面混成団長などを歴任、陸将補で退官。防災官を経て、一般企業で危機管理を行う傍ら執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kawa さん

    最近の戦争は、大兵力の軍隊同士のぶつかり合いによる消耗戦型決戦から、サイバー戦・情報戦を組み合わせるハイブリット戦争に変化してきている。そのような変化に伴い大平原等での決戦より、市街地戦のリスクが高まっていると言う(戦争映画「ブラックホーク・ダウン」の世界)。ところが現状の陸上自衛隊の訓練は、未だに日露戦の203高地の攻撃をイメージさせる突撃型訓練が主で、市街戦への対応は著しく遅れているという驚きの内容。今後の自衛隊の訓練のあり方も含めての自衛隊OBが提言する。

  • GOTI さん

    ☆☆☆まず、驚いた。自衛隊は軍事費世界第8位、軍事力では世界第5位とも言われている。しかし内実は?戦車が派手に打ちまくる富士の裾野での総合化火力演習をニュースなどでみる。サイバー戦に情報戦が加わった「ハイブリッド戦」の時代、政治経済の中枢を攻める市街戦こそ備えるべきにもかかわらず、旧態依然とした日本陸軍のごとき「突撃に進め」の号令一下”白兵戦”演習をやっている。戦略、戦術、装備、訓練いずれも世界標準から立ち遅れている。自衛隊の真実を知り、寒気を覚える。

  • おい さん

    元普通科連隊長の体験、考えがベースであり、私のような外部の者にとって参考となる内容。装備の遅れはさもあろうと思っていたが、特に突撃の部分については正直びっくりした。富士総火演や駐屯地記念行事の模擬戦も今後は違った視点で見ることになりそう。 ★★★★

  • 大熊真春(OKUMA Masaharu) さん

    軍事予算を拡大してくれ、でもなく、根性論でもなく、現実的に自衛隊の訓練のあり方の向かうべき方向を示している。

  • たかひー さん

    ★★★★ ここで問題提起、苦言を呈されている状況が少しでも改善されていることを望む。やっぱり組織は大きくなると硬直して変化を嫌うようになってしまうのか。

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二見龍

防衛大学校卒業。第8師団司令部3部長、第40普通科連隊長、中央即応集団司令部幕僚長、東部方面混成団長などを歴任し陸将補で退官。現在、株式会社カナデンに勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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