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60年代ポップ少年 中公文庫

亀和田武

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122076518
ISBN 10 : 412207651X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

「1960年代。私は勉強もせずに、ポップなものだけを追い求めた。60年代を教科書的に叙述した文化史や社会史とはまったく異なるアプローチで、十二歳から二十二歳のことを書いた」

「少年マガジン」、坂本九、日本語バージョン、「SFマガジン」、ビートルズ武道館公演、東京オリンピック、ジャズ喫茶、アイビー、代ゼミ、フォークゲリラ‥‥。

誰もが時代の目撃者となった時代、すべては「ポップ」だった。

昭和戦後史のピーク「60年代」等身大の実像。

文庫化にあたり、70年代以降の「ポップ少年のその後」を綴る新章を増補。

〈解説〉橋本倫史

【著者紹介】
亀和田武 : 1949年栃木県生まれ。成蹊大学卒。「劇画アリス」編集長などを経て、フリーに。82年『まだ地上的な天使』でデビュー。90年代にはTBS「スーパーワイド」などテレビ番組の司会者も務める。2009年『どうして僕はきょうも競馬場に』でJRA賞馬事文化賞を受賞。各誌で、テレビ評、雑誌評などのコラムを連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • わんつーろっく

    60年代を題材にした小説が好きで、作家名も確かめず読み始める。なんとこれは当時を振り返ったエッセイ。若者がベトナム戦争に反対し、70年安保阻止を掲げたデモは、共感を持ってモノクロ写真に釘付けになった昭和の自分。なのに、このポップ少年はただ権力とドンパチしていたい、他にやりたいことがなかったから立て籠ったとか。アルバイトをしていた描写はなく、ジャズ喫茶に入り浸り、勉強もせず二浪。同世代なら共感し、懐かしむのか。年を重ねた今、大学へ行きたくても行けなかった警察官が盾を持つ姿に、親世代として思うものがある。

  • ジロリン

    やっぱりね。あれほど多くの若者が〈学生運動〉にのめり込んだのは、あの期間「十代後半のもっともこころわくわくするポップな出来事が学生運動だった」からか(まぁ、こんな発言は〈ポップなこと〉を真剣に追い求めた筆者にしか許されないかも知れないが)。しかし江口寿史の描くカバー・イラストの〈全共闘ファッションで身を固めた美少女〉が決して後付けの〈ファンタジー〉なのではなく、紛れもない当時の〈リアル〉であった事に一番驚いたかも…

  • 緋莢

    <戦後もっとも濃密な十年間を、もっとも多感な十代に過ごした著者が、時代の熱気とともに綴った等身大のクロニクル>(内容紹介より)。<SFという文字を初めて見たときの衝撃は、いまも覚えている>から始まる「SFマガジンと馬込銀座の本屋で出会った。」では、思わずツケで『SFマガジン』を買い、その後、「SFマガジン同好会」の例会「一の日会」(一日、十一日、二十一日と一のつく日に開かれていたため、名づけられたらしい)に参加(続く

  • 伝奇羊

    亀和田武という人を知らず、江口寿史のカバー絵に釣られて買ったんだけど、高校時代は面白かったが学生運動のあたりまでくるとさすがによく分からん。時代の空気感みたいなのは何となく伝わって来た気がする。SF同好会の下りなどなどまだ新鮮で熱い時代だったんだな。僕が学生の時は文化系サークルにはわずかに左かかった名残があったようだがサークル棟の解体で今は消えたのだろう。

  • Sunlight

    あまり内容は確認せずジャケ買い...。この時代を生きた人すべてがビートルズを好きだったわけじゃないんですね。むしろ音楽のジャンルが多様化して、選択肢が増えたんでしょう。全体的に甘い青春懐古主義だけではなく、わりと客観的に当時の情勢を作者自身を振り返っているのが面白い。新宿についてたくさん描かれているのも興味深い。

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