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現代語縮訳 特命全権大使 米欧回覧実記 角川ソフィア文庫

久米邦武

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044001230
ISBN 10 : 4044001235
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

明治維新のリーダーたちは、世界に何を見たのか――。第一級の比較文明論ともいえる大ルポルタージュのエッセンスを抜粋、圧縮して現代語訳。美麗な銅版画108点収録、文庫オリジナルの縮訳版。

【著者紹介】
久米邦武 : 1839年(天保10)、肥前国、佐賀藩士の家に生まれる。藩校弘道館、昌平坂学問所に学んだ後、明治新政府に出仕。岩倉使節団に記録編纂係りとして随行し『特命全権大使 米欧回覧実記』5冊を編纂。後、歴史学者として帝國大学等で教鞭をとり、近代的実証史学、古文書学の領域を確立した。1931年(昭和6)没

大久保喬樹 : 1946年生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス科、同大学院比較文学比較文化修士課程を経て、フランス高等師範学校およびパリ第三大学に学ぶ。東京女子大学名誉教授。主な著書に『岡倉天心―驚異的な光に満ちた空虚』(小沢書店、第1回和辻哲郎文化賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かんがく

    かの有名な岩倉使節団の視察報告書。原本は極めて膨大だが、重要な部分のみ抜粋して丁寧に現代語訳と注釈がしてあるので文庫一冊で明治初期の日本人がどのように米欧各国を見たかがよくわかる。この時代に外国に行って、文化や社会に対してこれだけ分析を行えていることに関心する。久米が西洋人の宗教、欲望、共同体といった面に特に注目していることがわかった。

  • たこ焼き

    時代を経ても意外と各々の国民性が変わっていないことがわかる良書。西洋は欲に正直に行動し、東洋は徳を積むために行動する。西洋は公園などをつくり社交の場が好きだが、東洋は家に庭を作り外に出ずにくつろぐのが好き。西洋は実体がある学が好きだが、日本は抽象的な思想を好む。博物館が西洋でうまれたのも実物を見ることで産業発展に寄与させるという思想があるから。継続的にビジネスをすることでブランド(評価)が定まってくる。少量の取引では信用、ブランドは作られない。

  • 茶々丸

    明治4年から6年にかけて、米国、欧州各国を視察して回った、いわゆる岩倉使節団。そこで見聞したことを、随員の久米邦武が記録したものが「米欧回覧実記」だが、本書はそのサマリーのようなもの。 それでもよくこんなに詳しく著したなと思う。各国に対する見方が、現代でも通用する内容なのにも驚いた。まだ明治維新から5年程度のこと故、女性の地位など文化的に戸惑っている部分もあるのだが。 人種についてなど、現代なら炎上必至と思われる記述も中にはあるのだが、明治初期の日本人の向上心、向学心に感嘆した。

  • さんとのれ

    飛行機も各種の旅行便利グッズもない時代に行われた、一年以上にわたる欧米への視察旅行。各国についての観察及び分析、そして日本に向けての提言を記録したもので、尽きない好奇心、探求心、知識欲そして何よりハードスケジュールをこなしつつこれだけの記録(原本はこの何倍も長い)を付け続けた体力に脱帽。

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