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新田三兄弟と南朝 義顕・義興・義宗の戦い 中世武士選書

久保田順一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864031691
ISBN 10 : 486403169X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2015
Japan

Content Description

新田義貞死去後、衰退していく南朝を支えたその子、義顕・義興・義宗。義貞の遺志を受け継ぎ、彼らはどのような時代を築こうとしたのか。ライバル足利氏との激闘を、豊富な史料からとらえ直す。

目次 : 第1章 “義貞”を継承する人々/ 第2章 長男義顕と越前金ヶ崎城の攻防/ 第3章 義興・義宗の登場と東国の内乱/ 第4章 運命の武蔵野合戦/ 第5章 義興の死/ 第6章 義宗・義治の死/ 第7章 新田嫡流を継ぐ者

【著者紹介】
久保田順一 : 昭和22年(1947)前橋市生。昭和45年(1970)、東北大学文学部史学科国史専攻卒業。群馬県立高校教諭を退職後、現在、群馬県文化財保護審議会専門委員、みやま文庫編集幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 叛逆のくりぃむ

     南北朝動亂期に於ける新田三兄弟の動向を描く。越後が南朝方の有力な據點として存在し續けたことを初めて知つた。また、關東に於ける新田氏の聲望が、恩賞や賦役に不満を持つ武士たちへの求心力を高め、鎌倉府や室町幕府にとつては、南北朝合一後も脅威であつたことが記述から伺えた。本領を喪失しながら戰ひ續けた新田一族のしぶとさと強かさが伺える一書である。

  • フランソワーズ

    新田義顕・義興・義宗とその遺志を継いだ子孫たちの闘争史。父の死後も南朝の柱の一つとして存在感を示した新田氏。常に時流を受けての浮沈を繰り返しながらもしぶとく生き残った。その理由の一つは鎌倉公方と東国の伝統的武士団との不安定な関係であった。とはいっても「新田」ブランドが結集核となったとまでは行かず、逆に反幕勢力に乗じるような形で、出没したと言ったところか。→

  • さとまる

    新田義貞の息子、義顕・義興・義宗の事績を史料と突き合わせる形でまとめている。この時代はどうしても太平記に頼りがちになってしまうが、残された書状などを中心に批判的にまとめているのが特徴。南朝勢力における義興の重要性(畠山国清への抑え)や主戦派義興と穏健派義宗の方向性の対立など新たに知れた事も多く満足。

  • 吃逆堂

    一般にはマイナーであろう、新田義貞の子供たちの苦闘の話。裏南北朝東国史という感じ。実質的な力は失いながら、それでもしばらくの間隠然たる影響力、というか足利方をビビらせるだけのネームバリューを持ち続けた、というのはやはり興味深い。

  • MUNEKAZ

    新田義貞の息子たちの苦闘を追った一冊。とくに南朝衰退後の東国において反足利勢力の一翼を担った義興・義宗の戦いが興味深かった。確かに彼らが活躍できたのは、東国武士間の軋轢や鎌倉府と幕府の対立があったおかげなのだが、それでも父・義貞の意思を継いで、しぶとく抵抗し続けた姿は印象に残る。また謀殺されたとされる義興が、祟りを恐れて平将門のごとく現地の人々の祀られているのも意外であった。

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