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ガングロ族の最期

久保友香

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784781623016
ISBN 10 : 4781623018
Format
Books
Release Date
July/2024
Japan

Content Description

ビーチイズムからギャルは生まれた。かつて渋谷には、ヤマンバ、マンバなどと呼ばれた極端に肌を黒く焼いた「ガングロ・ギャル」がいた。彼女たちはどのようにして生まれ、そして消えていったのか。戦後日本のメディア環境と日焼けスタイルの歴史から、ギャル文化の源流をスリリングに読み解く!

目次 : 序章 インターネットのせい/ 第1章 ガングロ・ルックの源流(フランス・ガングロ・ルック/ カリフォルニア・ガングロ・ルック/ 東京・ガングロ・ルック)/ 第2章 渋谷・ガングロ・ルックの変遷(一九七〇年代後期の渋谷・ガングロ・ルック―サーファー・陸サーファー/ 一九八〇年代中期の渋谷・ガングロ・ルック―ロコガール/ 一九九〇年代初期の渋谷・ガングロ・ルック―ポスト・ロコガール/ 一九九〇年代中期の渋谷・ガングロ・ルック―コギャル/ 一九九〇年代後期の渋谷・ガングロ・ルック―ガングロ/ 二〇〇〇年代の渋谷・ガングロ・ルック―ゴングロ・ヤマンバ・マンバ)/ 終章 ハロウィンの渋谷

【著者紹介】
久保友香 : 1978年、東京都生まれ。2000年、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科卒業。2006年、東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(環境学)。専門はメディア環境学。東京大学先端科学技術研究センター特任助教、東京工科大学メディア学部講師、東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員など歴任。日本の視覚文化の工学的な分析や、シンデレラテクノロジーの研究に従事。2008年『3DCGによる浮世絵構図への変換法』でFIT船井ベストペーパー賞受賞。2015年『シンデレラテクノロジーのための、自撮り画像解析による、女性間視覚コミュニケーションの解明』が総務省による独創的な人向け特別枠「異能(Inno)vation」プログラムに採択(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アメリカへの憧憬から始まり、インターネット時代の変化で終わる。80年代90年代に生きた若者たちの変遷。ギャルだけではない内容ですこと。歴史(過去)となった今ではそれら全てが同一視されてしまうけれども、その時代時代の個別で特別なものがあったという。海が渋谷となり、渋谷がインターネットとなり。おそらくこれからもティーンの文化は特別なもの、特別な付き合いとなっていくのでしょう。良い本です。

  • Yasuhiko Ito

    著者の母親の知人(団塊世代と思われる都内良家の女子たち)を実際にインタビューして色々と調べた卒論風の作品。戦後アメリカへの限りない憧れを抱き、音楽でもファッションでもアメリカのビーチを真似をするためのステージが渋谷であった。しかしいつしか音楽もファションもアメリカの模倣は終焉し独自の進化を遂げていく。そしてインターネットが依るべきアイコンを無限に分散させたせいで、もはや渋谷には年に一度のハロウィーン発表会の場所として役割しか残っていない。そんな結論だったかな。

  • caniTSUYO

    ビーチイズムの誕生〜ギャルの起源を導き出し、ビーチにおけるコミュニケーションが渋谷というビーチを舞台に引き継がれてく様、その中でトレンドチェンジングと変遷を重ねていくギャルという存在、そしてインターネットがそれらの魔法を奪う。しかし、それはリアルバーチャルでギャルという存在が場所を移した変節点という見立ての展開は非常に面白い。ギャルの不在とoasisの解散の比較で始まった本書は今年のoasisの復活で意味性を増したかと。 個人的には本書で描かれたギャルたちは令和にはトー横キッズに接続されるのでは?と思う。

  • らすた

    単にガングロの歴史だけでなく、インターネットの普及がガングロの消滅に少なからず影響を与えていたというのは面白い視点でした。 ただ、それまでの日焼け文化とガングロの発生には大きな段差があり、もう一段考察が欲しい気がしました。

  • マヌタ

    タイトルのガングロというワードに引っ張られてしまうが日焼けの歴史を追った良書。社会的背景も克明に描かれており、その実践的なインタビューを兼ねたリサーチ力がすばらしい。日焼けが衰退し美白が勃興してすでに15年。日焼けが再度やってくることはあるのだろうか。

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