信長を操り、見限った男 光秀 史上もっともミステリアスな武将の正体

乃至政彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309227849
ISBN 10 : 4309227848
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;19

内容詳細

生年月日や出自は諸説あり、信長に仕えるまでの前歴も不明。本能寺の変の動機も闇の中…。だが、真偽入り混じる史料を一から精査しなおし、大胆にして繊細に推理を深化させることで、光秀と信長の、あまりに意外な人間像が見えてきた。謎に満ちた二人の関係を、エキサイティングに解明!

目次 : 日の出の信長、燻る光秀/ 光秀の生年の謎/ 光秀が見た下剋上の美濃/ 光秀の出自を探る/ 越前での牢人生活/ 細川藤孝の幕府再興運動/ 「将軍の足軽衆」の実相/ 明智光秀の顔貌/ 岐阜への改称と信長の志/ 天下布武の印判の真意/ 義昭と信長の上洛/ 三者協議でつくられた五か条の条書/ 延暦寺焼き討ちと将軍義昭の挙兵/ 明智から惟任への改氏/ 丹羽平定と御馬揃え・家中軍法/ 信長への失望と本能寺の変/ 山崎合戦と惟任滅亡

【著者紹介】
乃至政彦 : 歴史家。1974年生まれ。香川県出身。監修、講演やテレビ出演を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • buchipanda3 さん

    ミステリアスな武将、光秀の正体を探った本。多くの史料・参考文献を読み込み整理した内容で、従来とは違った新たな説が一通り語られ最近の潮流を把握しやすい。著者独自の見解も添えられ面白く読めた。光秀を探求すると信長も探求することになるようで信長の本を読んでいるような錯覚も。見解の中では信長の天下布武という言葉の選び方や光秀に新たな姓を与えたノリがヤンキーみたいで面白い。戦国武士というのは確かにそういう感じかもと思ってしまった。光秀も同じ戦国武士であり、好機を逃さない気質が本能寺に結びついたというのに思わず合点。

  • サケ太 さん

    著者は相変わらず新しい視点の歴史の見方を教えてくれる。某光秀とは何者か。その出自や前半生、足利将軍家における役割、織田家で出頭した理由。そして、本能寺の変を起こした理由。小説などで語られた彼が前半生で仕えた人物や惟任という姓の由来は非常に面白い。光秀が織田家で果たした役割はとても大きいものだったはずで、彼の謀叛は一つの歯車がずれれば起きなかった可能性も興味深い。足利義昭と信長の間で悩みながらも信長を選び、彼を支え続けた光秀。しかし、なめられたら殺す。という武士の不文律を信長が甘く見ていた感は否めない。

  • 六点 さん

    なぜ『明智光秀』なのではなく、『光秀』なのか?は、著者のこだわりの部分であるので、取敢えず「読んでみてくれ」としかここでは書かぬ。著者の丁寧な史料の読解により、「織田家揃っての出来星武将」と言うしかない、「怪人光秀」の姿が読者の前に姿を表すはずである。もし、光秀が現代に現れたら、「一生コイツに付いていこう」と4割位は思う。夏の西日の海を見るような、ギラギラ感と度量の広さを併せ持つような、そんな戦国最後の武将であったのかもしれない。悪漢にして英雄たる光秀は、日本国民の神話の世界に列せられたのであろう。

  • hoiminsakura さん

    光秀の人となりが明確になってきたあたりから実に面白くなってきて、元亀争乱はまるでドラマか映画を見ているようにリアルに想像できた。光秀が主人公なのだが、著者がどうしても省くわけにはいかなかったであろう信長の真意に関する確信的な語りの部分は説得力があり感動的ですらあった。著者の乃至政彦氏は、光秀を理解し信長を愛したのではと勘ぐりたくなるほど信長がステキだった。(軽薄な感想ですみません😅)

  • kazzz さん

    本屋に山のように光秀本が積まれてたw 大名行列についての著書を読んだことがあったので、こちらをチョイス。前書同様マニアック、かつこだわりの自説を展開。惟任はともかく「某」って。そこは明智、光秀でも..。信長暗殺に複雑な背景や深慮は無く、その機会が目前にあったから というのは、そういうものかもと納得。

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人物・団体紹介

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乃至政彦

歴史家。1974年香川県高松市生まれ。2011年伊東潤との共著『関東戦国史と御館の乱』(洋泉社歴史新書y)でデビュー。執筆・講演・メディア出演などで活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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