雫の街 家裁調査官・庵原かのん

乃南アサ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103710172
ISBN 10 : 4103710179
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
追加情報
:
352p;20

内容詳細

ウソと誤魔化しの連鎖、調停室に響く怒号、やがてこぼれ出る「家庭の秘密」。モラハラ夫、我が子を見捨てる母親、身寄りのない記憶喪失の男…横浜家裁川崎中央支部にやってくる家事事件の当事者たちは、“モンスター”ばかり。だが、かのんはどんな時も解決の道を探ることを諦めない。社会から零れ落ちそうな人たちに寄り添うのが調査官だから―。

【著者紹介】
乃南アサ : 1960年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、1988年に『幸福な朝食』で日本推理サスペンス大賞優秀作を受賞し、作家活動に入る。2016年に『水曜日の凱歌』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    乃南 アサは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 家裁調査官・庵原かのんシリーズ第二弾、連作短編集、感涙作でした。 オススメは、『再会』&『キツネ』&『はなむけ』です。 家庭裁判所には、色んなドラマがありそうなので、シリーズは続きそうです。 https://www.shinchosha.co.jp/book/371017/

  • 修一郎 さん

    川崎に異動して少年事案から家事事件担当に配置替えになってからのシリーズ第二弾。家事事件担当も一つ一つの事案が重くてしんどい。管轄が川崎だけにいちいち場所が思い浮かんで共感してしまう。ゴリラの飼育員クリリンと職場の仲間がいてくれてほっとする。第6話「キツネ」のお父さんの決断にウルっときた。次回は長編を期待します。雫の街−つらい事情を抱えて社会から零れ落ちそうになっている人のいる街だ。

  • いつでも母さん さん

    庵原かのんに会えた。長く続けて欲しいシリーズだ。川崎に移動となり、コロナ禍でも事件は多く忙しい日々。私生活の方も栗林と結婚して新しい生活が始まった(栗林の母親がこの先どうなる?)連作7話どのケースも興味深く読んだ。色んな人間が居るよね‥そんな中でかのんも成長していくのだろうな。ガンバレ!父と息子のこれからを応援したくなった6話目の『キツネ』と、切なかった最終話『はなむけ』が特に心に残る。

  • のぶ さん

    「家裁調査官・庵原かのん」の続編。前作の舞台が北九州だったが、かのんが川崎に異動になりそこで繰り広げられる7つの事件簿。前作では恋人の栗林を東京に残して仕事をしていたが、入籍をして本人の家族問題は収まったようです。新しい赴任地で持ち込まれる調停はそれぞれに就籍、面会交流申立、遺産分割、離婚、子の監護、慰謝料、内縁関係調整。裁判所の書面なので硬いテーマが多いが、かのんはそれらに向き合って解決していく。問題のある家庭にはそれぞれの事情があるのがよく分かる。うまく調停したように見えるが、この先の事は見えない。

  • ゆみねこ さん

    シリーズ第2弾。北九州から川崎へ異動になった庵原かのん。新しい職場では少年事件から家事事件の担当に。記憶を無くし自分が誰かも分からない青年の戸籍取得、突然姿を消した夫の失踪宣告を申立てる妻、再婚した夫の娘に対する性的虐待。心の通じ合わない夫との離婚を申立てたカサンドラ症候群の妻。遺産相続のゴタゴタ、幼い子どもを置いて家を出た妻の子どもとの面会交流申立て。長年妻に裏切られていた夫の慰謝料請求。一つ一つの事件には家庭の秘密が絡む。かのんを応援しながらの読書。続編、楽しみに待ちたい!

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人物・団体紹介

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乃南アサ

1960年東京生まれ。早稲田大学社会科学部中退後、広告代理店勤務を経て、88年「幸福な朝食」が第一回日本推理サスペンス大賞で優秀作に選ばれデビュー。96年『凍える牙』で第百十五回直木賞受賞。2011年『地のはてから』で第六回中央公論文芸賞、16年『水曜日の凱歌』で第六十六回芸術選奨文部科学大臣賞を受

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