おきなわ島のこえ ヌチドウタカラ(いのちこそたから)記録のえほん

丸木俊

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784338022033
ISBN 10 : 4338022035
フォーマット
出版社
発行年月
1984年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
24×25cm,1冊

内容詳細

沖縄戦で、沖縄の人たちは3人に1人が命を失った。「原爆の図」の丸木夫妻が、戦争への怒りと、鎮魂と平和への願いをこめておくる絵本。第16回講談社絵本賞。

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    丸木俊と丸木位里の作。二人(夫妻)の共同制作になる『原爆の図』はいくつもの賞を受けている。本書は1944年10月から本格化した沖縄戦を描く。地の文はおそらく多くの人たちの証言に基づいているものと思われる。キー・ワードは副題にも用いられ、結びの言葉でもある「ヌチドゥ タカラ」。絵の色調は全体にきわめて暗い。被爆直後のヒロシマを描いた絵(多数あるが)に似ている。それは、この2つの事柄が共通項を持つからである。本書が絵本の形をとったのは、ひとえに子どもたちにこそ、戦争をそして命と平和を伝えるという強い思いから。

  • yomineko@ヴィタリにゃん さん

    読み友様からのご紹介本です📚とても良かった😊ぬちどぅ宝。生きていさえすれば!この言葉が胸を打つ。沖縄での戦禍は余りにも惨い結果をもたらす。戦火に飲まれて爆弾に打たれて美しい海も血の海に。この作者の他の本も読みたい。

  • Natsuki さん

    「丸木夫妻が、平和へのねがいをこめて」えがいた『おきなわ 島のこえ』見たこと聞いたことを淡々と綴っているからこそ伝わってくるものがあります。アメリカ兵に殺され、日本兵に殺され、隣人や親兄弟にまで。。。沖縄戦をかろうじて生きながらえた人たちは、平和のためにと自らの心の傷を抉りながら、私たちに記憶を語ってくれている。受け取ったこの記憶を大切にしなければ。

  • ちえ さん

    太平洋戦争で日本の捨て石にされ唯一の地上戦を経験した沖縄。アメリカからの爆撃と日本兵からも殺され、愛する人たちを手にかけてしまった沖縄の人たち。自分が助からないとわかったとき、母が子供たちに掛ける「ワラビンチャー ヒンギリヨー ヌチドゥ タカラ(こどもたちよ 逃げなさい いのちこそ たから)」の言葉。戦争は何も生み出さない。命こそ宝。◆先月上間陽子氏の話二冊を読んだ。この戦争で本土決戦を遅らせるため最前線にされ戦後も一方的に負担を負わされた。少しずつでも沖縄の事を知りたいと思い終戦記念日に本書を選んだ。

  • Y2K☮ さん

    多分小学生時代の夏休みが初読。大学生になってから沖縄に行った。離島で星を見たり平和祈念資料館に行ったり元知事の話を聞いたり・・・人生のハイライトの一つ。この本のおかげかもしれない。「ヌチドゥタカラ」この言葉は我々が考えているよりも重い。生命至上主義とか何やっても生き残ればいいとかそんなんじゃない。きっと力の限り遮二無二生き抜いた人だけが答えに辿り着ける。「死神の浮力」や「ペルソナ3」など死と向き合う作品ばかりに引き寄せられる昨今、生きるのが死ぬほどきついと感じる時があってもまだまだ悪あがきを模索していく。

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丸木俊

1912年北海道に生まれる。’50年以来、丸木位里と「原爆の図」を発表。’67年原爆の図丸木美術館を開館。’53年世界平和文化賞。’95年ノーベル平和賞候補となる。2000年1月没

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