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戦国大名の外交 講談社学術文庫

丸島和洋

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065394786
ISBN 10 : 4065394783
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

今川義元・武田信玄・北条氏康による「駿相甲三国同盟」や織田信長と徳川家康などをはじめ、戦国大名達の同盟があったことは、よく知られています。それは、統一権力なき時代にあって、まぎれもなく主権国家であった戦国大名たちによる、外交のたまものでした。本書は、近年急速に進展している戦国史研究をリードする著者(NHK大河ドラマ「真田丸」歴史考証担当)が、最新の史料分析結果をもとに、大名たちによる外交の実相を、生々しく描き出します。中世末期の列島の権力構造のあり方といった、大きな歴史学的視点をもちつつ、マニアックな戦国ファンの興味関心にもこたえる一冊です!


●主な内容
序章 戦国大名という「地域国家」
第一章 外交の作法
第二章 外交による国境再編
第三章 外交書状の作られ方
第四章 取次という外交官
第五章 戦国大名の使者
第六章 外交の交渉ルート
第七章 独断で動く取次
第八章 取次に与えられた恩賞
終章 戦国大名外交の行く末

【著者紹介】
丸島和洋 : 1977年、大阪府に生まれる。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(史学)。現在、東京都市大学共通教育部教授。専攻は日本中世史・古文書学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Go Extreme

    軍事目的の外交 自己領域「国家」「御国」 室町幕府圏外「地域国家」 名目的従属の伝統的権力 独自の政治・軍事行動 領主権超えの支配 戦国大名従属の国衆 外交担当者「取次」 大名の「外交官」 大名発言の「保証」 中間地域「半途」 破棄通告「手切之御札」 村落への「乱取り」「乱妨取り」 年貢分納「半手」「半済」 家中の意向代表の門閥・宿老 私的関係の公的役割転用 未整備な大名権力 中央の儀 家臣団だけで決定 意思疎通を補完する役割 情報の錯綜 豊臣政権下の取次任用 小田原征伐前夜の混乱 宗教者の使者利用

  • オルレアンの聖たぬき

    前作の改訂も含まれています。その改訂もまた興味深い。史料の発見や新知見から新たになった戦国大名の外交についての理解が深まります。特に今回の『補論』についてはその内容からもこの部分のためだけにさらに一冊あってもいいような深い内容でした。前作を読んだ人にもこの『補論』のためだけに読んでほしい。

  • 冬至楼均

    外交の失敗が戦争に繋がると言うのは戦国大名にも当てはまるのだと納得。 取次のシステムをゲームに取り入れたらよりリアルで面白くなりそう。

  • east

    取次の重要性が特に興味深かった。 取次権の安堵や取次給(知行地)の関係がよく整理されており、理解しやすかった。外交問題が戦争に直結することに関しては意義がないと思うが、その外交の中身がクリアにしてくれた印象がある。 織田政権後期の外交関係を取次の観点から改めて見つめてみたいと思った。

  • いろとりどり

    講談社メチエ版を読了済の人にもおすすめしたい。補註補論が充実しており、12年前からさらに研究が進んでいることを感じさせる。自分自身、戦国時代の「取次」は非常に興味がある分野。武田・北条などの実例を踏まえ、戦国時代の取次や外交をわかりやすく学べた。外交文書を見ていると内容がほぼ同じ「副状」を見かけるが、副状がある=正規の外交文書、取次が大名の発言を保証する意味がある…に納得。成功のため、独断で動く取次の姿も興味深い。信豊用の副状を先んじて用意する勝頼、息子(氏房)の代わりに書状を書く氏政の例も興味深かった

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