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アメ-バのように。私の本棚

中野翠

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480426901
ISBN 10 : 4480426906
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2010
Japan

Content Description

世の中どう変わろうと、読み継がれていって欲しい本を熱く紹介。ここ20年間に書いた書評から選んだ「ベスト・オブ・中野書評」。文庫オリジナルの偏愛中野文学館。

目次 : 1 平成雑食(『手塚治虫の時代』石上三登志/ 『なつかしい芸人たち』色川武大 ほか)/ 2 心の師たち(森茉莉/ 山田風太郎 ほか)/ 3 古書探索(御伽草子『あきみち』/ 淡島寒月『梵雲菴雑話』 ほか)/ 4 本の時代に感謝をこめて(おそるべし、日記文学/ ほんの紙魚 ほか)

【著者紹介】
中野翠 : コラムニスト、エッセイスト。社会・事件に関する批評のほか、映画や本、落語に関する文章で知られる。1985年、「サンデー毎日」に連載を始めて現在も継続中、それらをまとめた書籍が毎年刊行される。切れの良い文章、独特な視点に、支持者は多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 阿部義彦

    古書市にて、これは初めて見かけました。コラムニストの中野翠さんのベスト・オブ書評とうたってます。森茉莉さんのインタビュー記事や、落語の話など何となく過去に読んだような話もありましたが、あとから気がついたら、文庫オリジナルとして、ここ20年に書かれた、書評や本にまつわる事などを、幅広く掬いあつめた、ちくま独自の編集とか。それで過去に読んだ『ふとどき文学館』等からが記憶に残ってて、あれー?と思ったのかと。でも、忘れっぽいので再読でも気にしないし、それ以外の初読み書評も満載、お得感に溢れた読書でした。流石筑摩。

  • わんにゃん

    最後不意打ちでタイトルについて言及されて笑ってしまった。中野翠さんの本を読むと無性に尾崎翠の作品が読みたくなる。★★★☆☆

  • 著者の書評でも人物評でも映画評でも、とにかく“好悪の感覚”に信頼を置いている。単なる好き嫌いと笑うなかれ、この匿名放言社会で我が名を明らかにして好悪を公にするのは生半可な覚悟ではし得ないことだ。樋口一葉、森茉莉、武田百合子の贔屓として快哉を上げ、古川ロッパや深沢七郎は読んでみようと思い、日記こそ我が国が誇る文学の系譜ではないかとの意見に頷かされる(「二十歳の原点」、高校時代に背伸びして読んだなあ)。2000年を挟んで書かれた原稿を厳選した文庫オリジナル版とのこと。“読み重り”のする一冊である。

  • のんき

    「これは残したい」と思ったものを中心に選んだ(おそらく自選の)書評集。読んだことのある本についての評を読むと、どうもこの人が面白がるところが私にも当てはまっているみたいで怖いような嬉しいような複雑な気分。それはそれとして、冒頭の「私の本棚」を読んだら無性に自分の本棚の整理をしたくなった。読みたくなる本が出てくる書評は沢山あるけれど、まず整理をしたくなる書評なんて初めてだ。

  • Yuka Muta

    十年以上前に中野翠さんを読み漁り、森茉莉さんはアタリだったけど、この本では武田百合子さんだけがアンテナにひっかかった。もうとっくに還暦迎えられてて驚いた〜。

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