清貧の思想 文春文庫

中野孝次

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167523039
ISBN 10 : 4167523035
フォーマット
出版社
発行年月
1996年11月
日本
追加情報
:
16cm,269p

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読書メーターレビュー

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  • こちゃら。 さん

    亡くなった父に借りたままになっていた一冊。今年はその父の17回忌。父はいつも私に、身の丈に合った生き方をするように教えてくれていた。この本はバブルの終わりの頃の発刊だが、まるで先を見越したかのように、浮かれることなく身の丈に合った生き方をと、何度も言っていた。今でこそ、父の教えは私の心にストンと落ちる。本当の豊かさとは物資ではない。もちろん物資もたいせつだが、そこに心が伴わなければ、笑いものだ。それを教えてくれた父親の御霊に感謝しつつ、再読。

  • HIRO1970 さん

    ⭐️⭐️⭐️私が社会に出たばかりの頃に中野さんが書いたベストセラーです。当時はバブルが萎み始めていましたがまだまだかなり浮かれた感じでした。中野さんの本は何となく反りが合うので折りに触れて手に取っています。当時67〜68歳ですがかなり伝わりずらく若い感じがするのはこの後まだまだ文章が上達していたんだと晩期の作品の印象から思い至りました。最近だんだんと読後感が良いなと思うものが存命していない作家の方が増えて来ていて著者の当時の心境にシンパシーを感じられました。読む価値有り

  • 金吾 さん

    ○先人を参考にしながら生きていく心がけを説いています。本阿弥一族、長明、良寛、大雅夫妻、蕪村、曙覧、兼好、芭蕉、西行とどなたも簡単に記載されながら、魅力に溢れています。真似ではなく心意気として少しでも取り入れていくことが出来るようにしたいと思いながら読みました。

  • さとむ さん

    「人間は生きてゆくためには一体何が必要で何が必要でないのか…」「大事なのは他人の目ではなく、己れの心の律なのだ」「身辺をつねに欠乏すれすれに置くことは、それ自体が感謝をもって生きることの工夫であるかもしれない」「物の浪費はゆたかという感じよりはむしろ荒廃の印象を与え…」などなど、来月から単身赴任を始める身にとっては、心に留めておきたい言葉の数々。あらゆる欲望を抑え、清貧の思想に徹することができるかどうか。迷わぬよう、誤らぬよう、つねに枕もとに置き、良寛や光悦の境地に思いを馳せたいと思う。

  • こすとがいん さん

    方丈記からの流れで読みました。うーん、その通りと思える所もあり、いや、それは違うと思える所もあり、自分自身の中で賛否両論!?で、この本が出た時も激論があったような?変えてはいけない精神はある。しかし、環境に合わせて進化しなければいけない事もある。

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人物・団体紹介

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中野孝次

1925(大正14)年千葉県生まれ。小説家。東京大学文学部独文科卒業。國學院大學教授をへて作家活動に入る。92年に『清貧の思想』を刊行し、ベストセラーとなる。主な著書に『ブリューゲルへの旅』(日本エッセイスト・クラブ賞)、『麦熟るる日に』(平林たい子文学賞)、『ハラスのいた日々』(新田次郎文学賞)、

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