シェイクスピアの面白さ 講談社文芸文庫

中野好夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062903622
ISBN 10 : 4062903628
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;15

内容詳細

木下順二、丸谷才一らが師と仰いだ名翻訳家にしてシェイクスピア学の第一人者が、その芝居の面白さを縦横無尽に語った痛快エッセイ。

【著者紹介】
中野好夫 : 1903・8・2〜1985・2・20。英文学者、評論家、翻訳家。愛媛県松山市生まれ。東京帝国大学文学部卒。35年に東京帝国大学助教授、戦後に東大教授となるも、53年に辞任、雑誌「平和」の編集責任者となる。スタンフォード大学客員教授、中央大学文学部教授などを歴任。『シェイクスピアの面白さ』で毎日出版文化賞、『蘆花徳冨健次郎』で大佛次郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kouro-hou さん

    底本は昭和42年。元々は4回位でシェイクスピアについて固くなく好きに語るはずが、編集の陰謀?で二年の長期になったらしいw すでに日本に伝来した時には英国の大文豪だったシェイクスピアについて、文豪だ!文豪の評価された作品がわからないなんて自分は駄目なんだ!などと思わずに、彼が新進気鋭だった頃にどのような点が評価、人気だったのか。同年代の劇作家達とどう違ったのか、ヴィクトリア朝時代の舞台ならではの工夫、俳優事情、懐具合などが時代背景と共に解説されている。本の古さゆえに当時の演劇と歌舞伎の関係に膝を打ったりも。

  • かごめ さん

    100分で名著でル・ボンというフランスの学者をとりあげていた。群集心理について書いていたが、彼は1841生まれ。シェイクスピアの生まれたのは1564年、ほぼ300年前である。シェイクスピアは人間の心理を深く分析し作品に小気味よくとりいれている。彼の時代の舞台は野外で屋根もなければ幕も、明かりさえもない。セリフだけで観客の想像力を促さなくてはならない。見る芝居というよりも聞く芝居だと筆者は言う。能にも似ている。落語もまた語りが勝負である。→

  • こうすけ さん

    もしもあなたがシェイクスピアが好きで、だけど周りにシェイクスピア好きがいなくても、この本を読めば居酒屋で飲みながらシェイクスピア談義に花を咲かせているような気持ちになれる。 敷居は低いが得るものは大きく、本としても楽しい一冊。シェイクスピアの戯曲は、偉大な文学者ではなく、新進気鋭の座付作者が書いた本として読むのがオススメとのこと。まさしく。

  • Salsaru さん

    著者が純粋にその良さを語る感じがすき。ふしぎ発見的なその人物像にいきなり迫って、自由な構成。暴走する感じもよい。ロミオとジュリエットが4日間の出来事にする必要は?など、面白い視点。個人的には十二夜がダントツですき。

  • たつや さん

    著者は本文を雑文としているが、素晴らしい随筆集でした。コンセプトとしては、シェイクスピアの偉大さや深さ、思想や哲学について、掘り下げずに、ただもう、芝居の面白さについて書かれている。直ぐにでも芝居を見たくなるが、叶わないので、本を読んで我慢しよう。

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