Product Details
ISBN 10 : 4900997730
Content Description
幻想の家族から新たな共同性へ。家=人間と社会を調停する器、はいかに可能か。歴史を貫く共存の条件を探り、時空間を踏破して掴まれた経験知からその先のヴィジョンへ。独自の回路から放つ新たな社会思想!
目次 : プロローグ―家の口/ 第1部 家の構成(化モノの家/ レンガを積む者―神の子の家/ パイピング建築論―家を貫く聖と俗について)/ 第2部 近代家族(装飾と原罪―イチジクの葉っぱ建築論/ 近代家族)/ 第3部 未来のコミューン(大地をふり払うこと/ 家―コンテクストを動かすかたち)/ エピローグ―庭へとつづく小径
【著者紹介】
中谷礼仁 : 1965年、東京生れ。建築史。早稲田大学創造理工学部建築学科教授。1987年早稲田大学理学部建築学科卒業、大阪市立大学建築学科を経て2007年より早稲田大学創造理工学部建築学科准教授。2012年より現職。2010‐2011年日本建築学会発行『建築雑誌』編集長。近世大工書研究、数寄屋・茶室研究の後、都市の先行形態の研究、今和次郎が訪れた民家を再訪しその変容を記録する活動を経て、現在長期持続集落研究・千年村プロジェクトを展開・継続中。2013年にはユーラシアプレートの境界上の居住・文明調査でアジア、地中海、アフリカ各地を巡歴。建築設計も手がける。著書:『動く大地、住まいのかたち―プレート境界を旅する』(岩波書店、2017。2018年日本建築学会著作賞受賞)、『今和次郎「日本の民家」再訪』(瀝青会名義。平凡社、2012年。2013年日本生活学会今和次郎賞、同年第一回日本建築学会著作賞受賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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