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資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言

中谷巌

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087466539
ISBN 10 : 4087466531
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
中谷巌 ,  

Content Description

IT革命に支えられた「新自由主義経済」は人類を幸福に導くはずだった。だが、その結果、起きているのは世界的な格差の広がり、止めどもない環境破壊、激化する資源獲得競争など悲惨の連続である。マーケット・メカニズムは社会を解体し、自然を破壊し、人類を滅亡の淵に追いやっていると言っても過言ではない。かつてはボーダレス経済を礼賛した著者が語った「市場原理主義の大いなる罪」とは。

目次 : 序章 さらば、「グローバル資本主義」/ 第1章 なぜ、私は「転向」したのか/ 第2章 グローバル資本主義はなぜ格差を作るのか/ 第3章 「悪魔の碾き臼」としての市場社会/ 第4章 宗教国家、理念国家としてのアメリカ/ 第5章 「一神教思想」はなぜ自然を破壊するのか/ 第6章 今こそ、日本の「安心・安全」を世界に/ 第7章 「日本」再生への提言/ 終章 今こそ「モンスター」に鎖を

【著者紹介】
中谷巌 : 1942年、大阪生まれ。一橋大学経済学部卒業後、日産自動車に勤務。69年、同社を休職してハーバード大学大学院に留学。73年、ハーバード大学で経済学博士(Ph.D.)を取得、同大学講師、大阪大学教授などを経て一橋大学教授(〜99年)。細川内閣「経済改革研究会」委員、小渕内閣「経済戦略会議」議長代理を歴任。現在は三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長、一般社団法人不識庵理事長および「不識塾」塾長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ichiro-k

    政治・経済に興味がなくなったキッカケとなった書籍の再読。大半が日本文化に根ざした資本主義のあり方を延々と述べている。タイトルの結論は最後の50ページ位。著者は以前、市場原理を標榜し、現在の社会の状況に至る引金を引いた立場。簡単に転向したからという理由で出版した書籍。時間が経って再読して、ますます「もう一儲けを企んでいるような印象」の胡散臭さを著者に感じる。世間をチョロマカス書籍。

  • tolucky1962

    新自由主義は経済不安定化、格差、地球環境汚染へ。見えざる手の条件は主体の多様性、財の同質性、情報の完全性、企業入出の自由性。勝者が情報握るが格差は自己責任。国内搾取は市場縮小→グローバル化搾取。公正政治による再配分も勝者圧力や2世議員で無理。格差の先の人は見えない。医療立国キューバや幸福量ブータンと比較。経済学は金銭換算できないと扱えない。市場が労働、土地、貨幣そのものの取引が混乱の元。米国の独立・宗教も考察。冷静な欧州、追従の日本。提案にベーシックインカム、社会の子育て、地方分権、世界中央政府を挙げる。

  • 叛逆のくりぃむ

     構造改革の旗振り役であった著者による懺悔の書。大きな政府による社会民主主義体制の構築が健全な資本主義の発達の一助を担ったことが述べられている。やや雑然とした印象を受ける。

  • 牧神の午後

    勝者が正しいという最近の風潮への違和感について、理論的にグローバル資本主義のオカシイところを説明してくれる。まぁ、一言で言うなら「哲学」なき経済は暴力、という事なのだと思う。サンデルの「それをお金で買いますか」あたりを読めばもっと深く考えられるだろうし、最近の犯罪や江戸時代の平和といった言葉も印象論で空々しい。いえ、言っていることには共感しますよ?でも、短期利益を優先する異分子が入ると瓦解することを無邪気に進めるのは、結局、著者自身が内省した学生時代の無邪気さから進歩してねーんじゃね?と底意地悪く鼻白む。

  • JUN

    なかなか読み応えがあった。日本の国民性を歴史や宗教の観点から読み解いている部分が面白かった。

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