万葉集 全訳注原文付 1 講談社文庫

中西進編

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061313828
ISBN 10 : 4061313827
フォーマット
出版社
発行年月
1978年08月
日本
追加情報
:
15cm,426p

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文字が小さいのが難点だが、現在望みうる最...

投稿日:2011/04/15 (金)

文字が小さいのが難点だが、現在望みうる最高の万葉集! 訓み下し、万葉仮名の原文、懇切丁寧な註、現代語訳が揃って、この安価! 私も下手な歌をつくっている者であるが、このように親切な註と現代語訳がなければ、到底万葉歌は理解できるものではない! 初心者から研究者までオススメ!!

ひろの さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • PAO さん

    「時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す(万葉集巻五)」…まさか万葉集が元号の原典になるとは想像もしていませんでした。この序の作者は漢籍に篤い旅人とも憶良とも言われていますが『蘭亭序』を踏まえた格調の高い名文です。「令和」が梅の花の如く文化の薫り高き時代となり、間違っても同じ巻にある『貧窮問答歌』にはならないことを心から祈ります。尚、本書は文庫本でありながら全ての歌について読み下し文だけでなく万葉仮名も表記するという画期的な本で私にとって万葉集のバイブルの様な本です。

  • T. みぃた さん

    令和になって10日。本棚の奥から発掘。例の巻第五 梅花の歌をさらっと読む。初版本。

  • 花林糖 さん

    この巻のお気に入りは額田王・大伴坂上郎女・沙弥満誓・山部赤人。万葉集の時代は大好きなので次巻以降も楽しみ。切ない恋の歌も良いけれど、遠い故郷を想う歌も好きです。一番お気に入りは第二巻112の額田王の歌「古に恋ふらむ鳥は霍公鳥けだしや鳴きしわが念へる如」。

  • ともブン さん

    万葉集には約4500首が収録されており、この第1巻には906首が収められている。花鳥風月に彩られるこれらの歌にはなんともゆったりした時間の流れを感じる。 「相見ずは恋ひざらましを妹を見てもとなかくのみ恋ふるはいかにせむ」なぜ出会って恋に落ちたんだろう、どうしたらいいの?…かわいいなぁ。どうにもならないなら死にたいなんて歌もあり今も昔も恋は激しいものですね。 じっくり読めば読むほどに、訳をつけ解説をなさった方の研究の大変さが偲ばれるのだが、情報量が多く、初心者にはなかなかサラサラとは読みづらかった。

  • 華形 満 さん

    令和の時代に入り、単に新元号の到来に浮かれるばかりでなく、その出自はきちんと押えておくべきだろう。天平の時代から現在まで約1300年の時の経過など、日本古来の自然の営みや日本人として自然に向き合う感性が不変であるという事実は実に誇らしいのではないか。新元号の出自となった巻第五の梅花の歌以外にも幾多の名句の数々に触れる事が出来た。四季のある平和な国に生まれた幸せを、新天皇と共に分かち合える時代に感謝、これが”令和”の意味するところだと思い、新時代を”しっかり前を向いて”生きて行こう!

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人物・団体紹介

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中西進編

国文学者、国際日本文化研究センター名誉教授。1929年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了。文学博士。筑波大学教授、大阪女子大学学長、京都市立芸術大学学長、日本学術会議会員などを歴任。宮中歌会始召人。日本学士院賞(1970年)、瑞宝重光章(2005年)、文化勲章(2013年)。日本比較文学会会

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