バーク読本 “保守主義の父”再考のために

中澤信彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784812216262
ISBN 10 : 4812216265
フォーマット
出版社
発行年月
2017年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
304p;22

内容詳細

目次 : 第1部 バーク研究の基本問題(受容史・解釈史のなかのバーク/ アメリカ革命とフランス革命/ インド論)/ 第2部 初期バークの基本問題(崇高・趣味・想像力/ アイリッシュ・コネクション/ 歴史叙述)/ 第3部 バーク経済思想の基本問題(経済思想(1)―制度と秩序の政治経済学/ 経済思想(2)―財産の原理と公信用)/ 第4部 バーク法思想・政治思想の基本問題(自然法・自然権・社会契約/ 国家・古来の国制・文明社会/ 戦争・帝国・国際関係)

【著者紹介】
中沢信彦 : 1968年生まれ。京都大学経済学部卒業。大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(経済学)。経済思想史・経済学方法論史専攻。現在、関西大学経済学部教授

桑島秀樹 : 1970年生まれ。大阪大学文学部卒業。大阪大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。博士(文学)。美学・感性哲学専攻。現在、広島大学大学院総合科学研究科教授。主な業績:『生と死のケルト美学―アイルランド映画に読むヨーロッパ文化の古層』法政大学出版局、2016年(第14回木村重信民族藝術学会賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スターライト さん

    友人との読書会で時折り顔をのぞかせる「保守主義」という言葉。先日まで『保守主義とは何か』を取り上げたこともあり、保守主義の下りで必ず言及されるエドマンド・バークについてその思想を概観する本はないかと探していたところで本書に巡り合ったので読んでみた。編者あとがきにあるように本書は従来のバーク像のスクラップ・アンド・ビルドを試みた野心的な書であり、また政治の分野にとどまらず哲学・芸術・経済を含むバークの多様な業績を気鋭の研究者が論及したまさにバーク学の到達点ともいえる。難しい議論もあるがバーク理解に欠かせない

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