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現場で使える教育社会学 教職のための「教育格差」入門

中村高康

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623092604
ISBN 10 : 4623092607
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • 内容、関心を持って読むことができた。折に触れて読み返したいタイプの本。学生の立場で読むことを想定した際、難しいのは現場の経験があれば腑に落ちる内容が、学生が読んでもそうはいかない、という問題。教育格差、不登校、いじめなどは、実際そこに関わらないと、指導をした分だけ反応が返ってくることを前提とした「性善説」的にしか、他の業務から切り離された特例の出来事とする「単発的、単数的」にしか考えられず、その結果、現場に対する期待の裏返しである、自分が何でも解決するという万能感に取り憑かれてしまうのかもしれない。

  • Go Extreme

    教育関係者のための教育社会学概論 教育は社会の中で行われている 教育内容・方法は社会と深く関わっている 教育は階層社会の現実から切り離せない 平等なはずの義務教育にも学校間格差がある 教師は社会的存在である 保護者・子どもの言動の背後にあるものを見据える 教師はどのように生徒と関わってきたのか 非行は学校教育と密接に結びついている 進路が実質的に意味する生徒の未来 日本の学校も多文化社会の中にある 特別活動と部活動に忍びよる格差 不登校・いじめは「心の問題」なのか 「現場」のために教師が社会調査を学ぶ

  • あくぱ

    教職ではない会社員だが、大変興味深い内容で蒙を啓かれる思いがした。自分の経験した学校生活がいかに「普通」ではなく恵まれたものであって、実際には当時見えていなかった格差と分断に満ち、それが固定化しているのかを本書の様々な調査で思い知らされた。その度に自分の過去の経験の意味がどんどん塗り替えられる感じがした。 教職に限らず子を持つ親にも一読を勧めたい。

  • 肉汁かけたかき氷

    教師になるのを途中で辞めた人間が読んだが、とても参考になる内容。教師になるのにこの手の内容が必修でないことに驚いた。両親が大卒ではないものの、自分の環境は非常に恵まれていた。とくに妻と会ってからはそのことが身に染みてわかった。そういう自分の恵まれ具合や背景の多様性など、格差を知らずに教師になるのは危険すぎる。必修化に大賛成。中学以前に担当してもらった全ての教員にこの本を読ませたい。そして、親になる人間も読むべきだと思う。ただ、この本を読むような人間は間違いなく恵まれた側で、届くべき人間に届かないのだろう。

  • 右手

    松岡亮二氏が携わっていることで教育格差が大きなテーマである。児童・生徒は出自による格差を抱えている。現場では皆わかっている。教育は残念ながら全員に機会均等ではない。この教育格差を自明とすることで教育現場はどう変わるのだろう。東大のテクストにしておくだけでは勿体無い、ちゃんと読んでおかないといけない本。

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