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新版 日本のルィセンコ論争

中村禎里

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622086208
ISBN 10 : 4622086204
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ、非科学的な遺伝学説は支持され続けたのか?科学と政治の緊張関係や捏造事件について考える際の必読書を今日的な視点で読み直す。

目次 : 第1章 前史/ 第2章 最初の衝突/ 第3章 政治の季節/ 第4章 進化論をめぐって/ 第5章 ヤロビの村で/ 第6章 斜陽に立つ

【著者紹介】
中村禎里 : 1932年、東京に生まれる。1958年、東京都立大学理学部卒業。1967年、立正大学教養部講師。その後、助教授、教授を経て、1995年から同大学仏教学部教授。2014年歿

米本昌平 : 1946年、愛知県生まれ。科学史家。三菱化成生命科学研究所、科学技術文明研究所を経て、東京大学教養学部・客員教授。著書『遺伝管理社会』(弘文堂、1989)(毎日出版文化賞受賞)『知政学のすすめ』(中公叢書、1998)(吉野作造賞受賞)『バイオポリテイクス』(中公新書、2006)(科学ジャーナリスト賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • noko

    ウクライナ生まれの農学者ルィセンコの農法は一時生物学会を席巻した。トンデモな疑似科学なのだが、それまで主流だった遺伝学をしていた科学者達は強制収容所に入れられたりした。日本でもルィセンコ農法を妄信する科学者も多かった。ルィセンコは獲得形質が子孫に遺伝すると主張。問題なのは一つの学説が思想ありきで、政治に使われたこと。それまでの学者達は追放迫害された。ソ連や北朝鮮でこの農法が採用され、土地の栄養不足や気候不順と重なり、食糧生産が低下して飢餓が発生した。日本の学術会議の任命拒否での政府介入を思い出した。

  • A.Sakurai

    戦後日本の生物学に大きな影響があったルイセンコ学説を巡る論争を,その直後にまとめたもの.科学と政治の関係の悪い事例としてよく取り上げられる事件なのだが,個人的には当時の研究界の在りように興味がある.本書に登場する研究者たちは賛成派も反対派も”進歩的”=左翼傾向があるようだ.優生思想のままの古い言説が巷には多かったとあるので,それらは研究先端からは無視されていたのだろう.それでいて生物という対象を機械的には見たくないという意識が強く感じられ,これは今西進化論や,現在の福岡伸一さんの言説につながるのだろう.

  • tkm66

    歴史的・世代的にこの件に関わらざるを得なかった誠実な科学者の真摯な検証。もっと世間に知られるべき。

  • Fumihiko Kimura

    左は言葉遊びが過ぎる。

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