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海でつばさを手に入れる 5300万年前に始まったクジラの挑戦

中村玄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784652206881
ISBN 10 : 4652206887
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

陸を歩いていたクジラの祖先は川の浅瀬でエサを採っていましたが、体を変化させ、ついには外洋で生活できるようになっていきます。
5300万年をかけて、進化し、やがて海の王者となったクジラのドラマチックな物語を絵本に。

【著者紹介】
中村玄 : 1983年生まれ。東京海洋大学海洋環境科学部門鯨類学研究室准教授。専門は鯨類の形態学。とくにナガスクジラ科鯨類の骨格。ミンククジラの頭骨形態に関する研究で2013年に国際学会において“Outstanding Poster Presentation Award”、2017年に日仏海洋学会論文賞を受賞。北極海から南極海までクジラを追す日々を送っていた

箕輪義隆 : 科学イラストレーター。絵本のほか、本や図鑑のイラスト、博物館の展示物を描く。定期的に作品展を開催。生き物の観察のため双眼鏡を持って野外に出かけ、海鳥や鯨類を見るため船に乗ることも(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やすらぎ

    動物も植物も地球上にいるあらゆる生物は、少しずつ変化しながら環境に適応し、私たちが生きているほんの一瞬では気づかないほどゆっくりと進化している。5300万年前、何のきっかけだろう、海に還ろうと考えた哺乳類のパキケタス。個なのか集団の判断なのか、この選択が今私たちが知っているヒゲクジラ類とハクジラ類につながる。あるものは効率よく餌を捕るように進化し、あるものは前足を翼のように広げた。無駄のないその優雅な姿もいずれ移りゆくものなのだろう。なぜ我々は海にいるのか、祖先に想いを馳せながら漂っているのかもしれない。

  • ☆よいこ

    科学絵本。クジラの進化の話▽5300万年前、恐竜が絶滅して哺乳類の時代になった。多種多様な哺乳類が現れたが、パキケタスは魚を捕まえるのが得意だった。約300万年がたち、アンブロケタスはワニのように水辺に住み泳ぎが得意だった。それから250万年後、マイアケタスは海辺で生活できるようになった。更に750万年がたち、バシロサウルスは水中で暮らす。パキケタスから1300万年かけて海中に戻った。600万年以上たちアゴロフィウスとティオタケスは魚のような姿になる。サトウクジラは立派な胸びれをもつ。2025.7刊

  • りらこ

    元々は陸地で生活していたのが、海の中の魚たちをエサとすることで少しずつ、気の遠くなるような時間をかけてクジラは海の中で生活する動物となった。ページをめくるたびに、進化していくさまは不思議であり、またその1ページのうちに進む年数の大きさにワクワクしてしまう。海に泳ぐ大きな体に、小さな後ろ足のある姿がとても印象的だ。 鳥のように海のなかを飛ぶ。つばさを持って。 骨格標本でよいのでまた大きなクジラに触れに科学館に行きたくなった。いや、本当はこの絵本のように、クジラが悠々と泳ぐ姿を海の下から見てみたいけれど。

  • ほんわか・かめ

    恐竜絶滅後、哺乳類たちの時代。生活圏に合わせて様々に進化。そして大型犬ほどの大きさのパキケタスは海に豊かな餌場があることに気づく。哺乳類が海水を飲んで生きられるはずがなく、餌から水分を濾し取るという体に進化したのが凄い(マイアケタス)。バシロサウルスあたりからイルカやクジラに似た体になるが、後ろ足があるのがなんかオタマジャクシからカエルになる途中のようで可愛い。確かにザトウクジラの胸びれは大きく翼のよう。そして指の骨を見て確かに哺乳類であると再認識できる。〈2025/理論社〉

  • ふじ

    クジラがどのように進化して今の姿となったのか、美しい自然の絵とともに知ることができる科学絵本。子どもの頃は哺乳類だなんて思わなかったけれど、この過程を見ると納得。生存競争の先に海をべば競合は少ない。また1つ知らないことを知れて有意義な読後です。#NetGalley

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