Books

賃上げ成長論の落とし穴 忍び寄る賃金・インフレのスパイラル

中村二朗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296120321
ISBN 10 : 4296120328
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

賃上げは経済好循環への特効薬か? 労働市場、政策、雇用形態、人口動態といった観点から再検討し今後の賃上げ論のあり方提示する。

【著者紹介】
中村二朗 : 日本大学総合科学研究所客員教授。1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了(商学修士)、京都大学経済研究所助手、武蔵大学経済学部助教授、東京都立大学経済学部教授、日本大学大学院総合科学研究科教授・研究科長を経て現職。また、その間に名古屋大学経済学部、復旦大学管理学院(中国上海)、一橋大学経済研究所、内閣府経済社会総合研究所などの客員教授・客員主任研究官などを歴任。主な著書に、『日本の外国人労働力』(共著、日本経済新聞出版、日経・経済図書文化賞受賞、2009)、『日本の介護』(共著、沖永賞受賞、有斐閣、2017)などがある

小川誠 : 山九株式会社取締役、トシン・グループ株式会社顧問。1961年静岡県生まれ。1983年一橋大学経済学部卒業、労働省入省。1990年コロンビア大学経営大学院卒業。大分商工観光労働部職業安定課長、世界銀行派遣、厚生労働省外国人雇用対策課長、国土交通省観光資源課長、厚生労働省雇用政策課長、厚生労働省官房人事課長、経済産業省官房審議官(雇用・人材担当)、中央労働委員会事務局長、厚生労働省職業安定局長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • バーニング

    賃金は労働に関する歴史、制度、制作、慣習を一通り踏まえながら他国とも比較した上で「日本の賃金は本当に上がっていないのか」を検証する本。読みやすさやタイムリーさという点では、単行本ではあるが新書のような構成を持った一冊だと思えた。結論から言えば2000年ごろまでの日本の賃金は低いとは言えないが、リーマンショック後の2010年代以降は低迷しているとの指摘。よくある賃金の国際比較グラフの「穴」を的確に指摘して検証するくだりは面白かった。提言部分はやや散漫な印象があるが分析部分は読み応え十分。

  • す○○

    賃金上昇が産業構造高度化にマイナスになるとのこと。でも格差の拡大と貧困世帯の増加が深刻。家計に余裕は無く米すら無い。まずは安心して暮らしていける産業構造の再構築に取り組むべきで高度化はその後だと思う。「労使ともに、2000年前後の日本の賃金は国際的にみて高水準にあったことを認めていたことになる」(P5)当時労組役員だったがそんな認識は全く無かった。「〜なぜ過去数年において労働時間短縮等の労働供給量を制約するような政策を推し進めているのだろうか」(P317)ここに疑問を呈することも宜しくないと感じた。

  • ゼロ投資大学

    日本経済の成長は長期低迷し、働き手の賃金も大きく増加していない。日本の人口動態は少子高齢化が進んでいる。若者は減り、女性や高齢者の労働者数の増加もこれからは減っていく。世界中で外国人労働者の争奪戦が繰り広げられており、低賃金となった日本が彼らを獲得することは難しくなってきている。これからは生産性の高い業界に優秀な人材を移動させていかなければならない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items