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クレイジー・イン・ジャパン Dvd付 べてるの家のエスノグラフィ シリーズケアをひらく

中村かれん

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784260020589
ISBN 10 : 4260020587
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の端の、世界の真ん中。インドネシアで生まれ、オーストラリアで育ち、イェール大で教える若き映像人類学者がべてるの家に住み込んだ―。テキスと映像による「異文化としての精神障害者コミュニティ」発見記。

目次 : 第1章 到着/ 潔の物語―記憶とカタルシス/ 第2章 べてるの設立/ 里香の物語―日本で大人になるということ/ 第3章 医者と病院/ 耕平の物語―UFO事件と集団妄想/ 第4章 べてる的セラピー/ 譲の物語―三七年間の入院生活/ 第5章 出発/ 玄一の物語―ピアサポート、そして意味のある人生/ 終章 べてるを超えて

【著者紹介】
中村かれん : イェール大学大学院社会人類学部准教授。映像人類学者。研究領域は、障害学、フェミニスト人類学、日本の少数民族など多岐にわたる。最初の本『Deaf in Japan:Signing and the Politics of Identity』で、2008年全米アジア学会John Whitney Hall Book Prizeを受賞。エスノグラフィック・フィルム『A Japanese Funeral』で2010年映像人類学会フィルムフェスティバル・ショートフィルム賞、2011年東アジア人類学研究会David Plath Awardを受賞

石原孝二 : 東京大学大学院総合文化研究科准教授。研究領域は科学技術哲学、現象学、精神医学の哲学など

河野哲也 : 立教大学文学部教授。研究領域は現象学と心の哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆいまある

    北海道にべてるの家という、精神障害者のコミュニティがある。共同生活を送り、当事者が事業を運営ししかも業績を上げているというので大変話題になり、精神障害者の桃源郷として患者のみならず精神医療に関わる多くの人の関心を呼び、沢山のべてる本が出た。こちらはイエール大の人類学者がフィールドワークの末出版した新しいべてる本の訳書であり、より客観性が高い。主題とズレるが、三菱自動車の隠蔽工作に協力しなかった社員が社内虐めにより心を壊される描写が怖い。空飛ぶタイヤ事件が明らかになるまで彼の主張は妄想だと思われていた

  • きゅー

    副題のエスノグラフィとは、研究者が対象者の生活に入り込み、彼らの行動を観察したり、インタビューを行う研究手法だという。著者はべてるの家でともに寝起きし、映像と文章で彼らの日常を浮き彫りにしている。べてるの家が有名になるにつれ当初の統合失調症の人に加えパーソナリティ障害やうつ病の人が増えたこと、公的な助成金を受けることで外部からの制約が増えたなど運営上の問題点は他のべてるの家関係の本では触れられていないことだった。

  • ヘイアン

    付録の映画bethelの早川潔さんのメッセージを聞けただけでこの本を買った意味が有ったと思った。それは自分に向けられたものでした。

  • Koji Takahashi

    【浦河町の疑似体験】 まずは付録(というか目玉)のDVDを観る。 英語の字幕が入る、元々英語で書かれた書籍であることが分かる。 文字だけでは伝わらないもの、視覚、聴覚を刺激される。 その後本文を読む。顔が思い浮かぶ、声が聞こえてくる。 人々の繋がりや真剣に生きている姿は、病気を持っていない人よりも幸せなのではないか? 人との繋がりに困難を持って病気になった人達が、羨ましいくらいの繋がりの中で生きている。 五感を全て使って体験するしかない!

  • カネコ

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