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建国紀 1963-1973 テレビアニメを築いた先駆者たち 集英社文庫

Yusuke Nakagawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087445831
ISBN 10 : 4087445836
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan

Content Description

90人が1年をかけて90分のアニメ映画を作っていたとき、20人ほどで毎週30分のテレビアニメを作ろうとしたマンガ家がいた。その無謀な挑戦は成功し、キャラクター商品が売れに売れ、多くの追随者を生んで一大産業になる。テレビ・出版界の野心に憑かれた人びとの熾烈で常軌を逸した行動は何を生んだのか。1963年の『鉄腕アトム』に始まるテレビアニメ黎明期を、手塚治虫を中心に描く歴史巨編。

目次 : 第1部 神話時代(手塚治虫が見たアニメ史―1945〜1953年/ テレビ時代到来―1954〜1958年/ 最初の手塚アニメ『西遊記』―1959〜1960年/ 「虫プロ」への道―1960〜1961年)/ 第2部 建国期(『鉄腕アトム』革命前夜―1962年/ トキワ荘再結集「スタジオ・ゼロ」―1963年/ 「TCJ」と若きSF作家たち―1963年/ 出遅れた「東映動画」―1963年/ 「ピープロ」参入、「東京ムービー」設立―1964年/ “宇宙SFブーム”と「タツノコプロ」―1965年)/ 第3部 開拓時代(ライバルは“怪獣ブーム”―1966年/ 『オバQ』から『パーマン』へ―1967年/ 「009」の孤独な戦い―1968年/ 海外児童文学のアニメ化『ムーミン』―1968年/ “スポ根”の熱狂―1973年)/ 第4部 過渡期(『ルパン三世』で始まる新時代―1971年/ 『マジンガーZ』と玩具ロボットの蜜月―1972年/ “建国の英雄”の退場―1973年)

【著者紹介】
中川右介 : 1960年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、代表取締役編集長として雑誌『クラシックジャーナル』、音楽家や文学者の評伝や写真集の編集・出版を手がける(2014年まで)。その一方で作家としても活躍。クラシック音楽への造詣の深さはもとより、歌舞伎、映画、歌謡曲、漫画などにも精通。膨大な資料から埋もれていた史実を掘り起こし、歴史に新しい光を当てる執筆スタイルで人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • へくとぱすかる

    単にアニメではなく「テレビアニメ」の視点からの詳述。『鉄腕アトム』と、その生みの親である手塚治虫を起点として、その前史とマンガ・映画など広くメディアが関係して、テレビアニメが出発したことがわかる。わずか10年間とは思えない密度の濃さには圧倒される。ディテールを反芻しながら、読了まで時間がかかったのも当然だった。芸術や作家の論から、章が進むにつれて経営の問題が入ってくる。現代のことはさておき、虫プロのアニメーターが高賃金だったことは意外だった。アニメがすぐれて版権や経営の問題でもあることを知っておきたい。

  • KEI-ḡ

    鉄腕アトムから始まる日本アニメの創世期1963年〜1973年の出来事を著した群像劇 時系列的に日本アニメがどのように動いていったのか記述されていて大変読み応えあった 手塚治虫は漫画だけでなくアニメでも多大な功績あるのが解った。あとタツノコプロとかも功績大。 子供の時アニメをたくさん視て育つコト出来たのは先人の奮闘があったからなんだな

  • Asaya

    面白かった。手塚治虫から始まる日本アニメ黎明期、まさに戦国乱世のようだ。詳しくない僕でも知っている伝説級の漫画家やアニメーター、アニメが次々と出てくるので飽きないし面白い。あの人ってこういう感じで世に出たんだと思う。 虫プロは倒産してしまったが本当に多くの種を蒔いたのだなと思った。このあとの手塚氏を描いた「ブラックジャック創作秘話」という漫画があるがそれも読み直したい。

  • おやぶたんぐ

    アトムからヤマトまで。なんとなく「社長たちの映画史 映画に賭けた経営者の攻防と興亡」(ttps://bookmeter.com/reviews/113211178)と被るなあ、と思っていたら、同じ著者だった💦正直読みにくかった同書に比べて、かなり読みやすい。手塚治虫に焦点が絞り込まれていたからか。決して“神様”として崇め奉らず、一方で宮崎駿の批判に真っ向反論するのは興味深かった。それにしても、西崎義展…常人にあらず。

  • 辻本 敏久

    子どもの頃見てたアニメがでてくると思い出してわくわくしてくる。

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