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ヨーロッパ政治史 改訂版 放送大学教材

中山洋平

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784595324703
ISBN 10 : 4595324707
Format
Books
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

19世紀以降の西ヨーロッパ諸国の政治発展を比較政治の分析枠組を用いて概観する。他の地域と比較すれば、確かに西ヨーロッパ諸国の政治には共通の基本的な特徴があるが、反面、少しでも細かく見ていけば、各国毎に無視できない多様性が見られることに気付く。本書では、西ヨーロッパ諸国の政治がもつ、この共通性と多様性が、いかにして生じ、発展してきたのかを、近世以降の歴史的展開をマクロの視点からたどることで明らかにしていきたい。

【著者紹介】
中山洋平 : 1964年神奈川県に生まれる。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授。専攻:ヨーロッパ政治史

水島治郎 : 1967年東京都生まれ。現在、千葉大学大学院社会科学研究院教授。専攻:ヨーロッパ政治史、比較政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • 夜間飛行

    民衆の力が改革を進めた仏英に比べ、普では土地貴族が官僚制を牛耳り民主化を遅らせた。19世紀末になると中欧では職能団体が組織化され、独では経済効率化が進む。しかし権威主義政党が抑圧的な経済政策を採り、対立からナチを躍進させた。一方、世論と議会が乖離して産業効率化で後れを取った仏では、人民戦線の勝利によりファシズムの専横は免れたが、経済の組織化はお預けになった。WW2後、先進諸国で労使間の協調が成立。60年代からの新左翼運動は「搾取」より「疎外」を重視し、環境保護、男女平等、マイノリティを巡る運動へ繋がった。

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