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ペンギンのバタフライ(仮)Php文芸文庫

中山智幸

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569901626
ISBN 10 : 456990162X
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
November/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昔好きだったミュージシャンの車が事故を起こし、妻を亡くした佳祐は、時間を遡ることができるという坂道を自転車で逆走するのだが…(「さかさまさか」)。名前をもらってくれませんか―台風の夜、妻の出産のために訪れた病院で話しかけてきたのは、幼い時に死別した父親だった(「バオバブの夜」)。“時間”をテーマに紡がれた、ちょっと不思議で、あたたかな気持ちになれる五つの物語。

【著者紹介】
中山智幸 : 1975年、鹿児島県生まれ。西南学院大学卒。2005年に「さりぎわの歩き方」で第101回文學界新人賞を受賞してデビュー。2008年には『空で歌う』が第138回芥川賞候補にノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Junichi Yamaguchi

    『人は幸福にも不幸にも準備万端で臨むことはできません』…  とても幸せな時間旅行。 「バタフライ.エフェクト」というと個人的に良いイメージはないが、小さな決断が、どこかの誰かを幸せにするかもしれないと思えてくる作品。。

  • spatz

    刊行日 2021/11/06 #PHP研究所 著者の本を読むのは初めて。ペンギン、バタフライ、タイトルだけではどんな本なのか想像もつかなかった。書影も出ていなかったので。ペンギン、は短編の全てをゆるくしかし深くつなぐシンボル的なもの。バタフライは直接蝶が出てきた記憶はないので、例のエフェクトだろう。繋がれていく物語。伏線は丁寧に貼り回らされていて、凝っていて、時に、色々前に書いてあったことを反芻してゆく。柔らかく、温かい物語だった。作者の別の本も読んでみたくなった。 #NetGalleyJP

  • 長峰

    この本はXがまだ青い鳥だった時に当選したサイン本で、ずっと詰んでた。そして今読んで、泣いた。一つの章が短編のようになって、最後で繋がるお話だったから。 過去に戻れる坂、生まれた子供につける名前など。読むたびに私自身ならどうするかを考えたりもした。今の私にはやり直したい過去だらけだけど、今までに体験して繋がった縁を無かったことにはしたくないと思った。 きっとこの本は読む人によって感想は違うだろうけど、私には大切な一冊になった😆

  • JUN

    神様はどこかにいるのだろうか?

  • 遠い日

    ペンギンが繋ぐバタフライ・エフェクトのような5編。微かなリンクが心地よい。「ペンギン氏」の栞が人々の時間を繋げ、過去も未来も今も、そうだったかもしれない出来事を思わせるところに、不思議な幸福感が宿る。人ひとりの人生に起こりうることの全てに、別の道が繋がっていたのかも、いるのかもしれないけれど、今ここにいることが愛おしくなる物語たち。 戻りたい過去も、こうあってほしい未来もあるけれど、その全ては今ここにあるのだな。 悪くない、今日まで生きてきたことが小さな奇跡の連なりのように感じられるのが、ちょっと嬉しい。

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