映画の頭脳破壊

中原昌也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163700205
ISBN 10 : 416370020X
フォーマット
出版社
発行年月
2008年03月
日本
追加情報
:
19cm,221,9p
19cm,221,9p

商品説明

われらの世代の最も信頼できる映画評論家が、監督、俳優、作家と話題作を語りつくす。映画の見方が変わる、驚きに満ちた対談集。

作家、ミュージシャンの肩書きとともに、当代きっての映画評論家として知られる著者が、14人のゲストを迎えて気になる映画を存分に語ります。ゲストの面々は青山真治、阿部和重、金井美恵子、鈴木則文、長嶋有、西島秀俊、蓮實重彦、平山夢明、松浦寿輝……と豪華で多彩。

内容詳細

MASAYA×14人の豪華ゲスト=シネマ究極の饗宴。濃密な応酬の果てに現れる作品の新たな顔。映画批評の新世紀はここから始まる。

目次 : 人類の創生『硫黄島からの手紙』―×蓮實重彦/ お年玉なきお正月映画『ディパーテッド』―×鈴木則文/ 汚れた足が美しい『マリ・アントワネット』+『大奥』―×鈴木則文+柳下毅一郎/ 映画はサプリメントじゃない!『叫』+『神童』―×西島秀俊/ 映画だったら無茶してくれよ『ブラックブック』+『デジャヴ』―×芝山幹郎/ 心は『ゾディアック』―×阿部和重/ 原作と映画の間『サイドカーに犬』+『マラノーチェ』―×長嶋有/ 台詞と感情の絨毯爆撃『ラザロ』―×井土紀州/ 明快さの飽和『デス・プルーフinグラインドハウス』他三作―×樋口泰人/ 答えを踏み外す『サッドヴァケイション』―×青山真治/ 天下一品のくだらなさ『タロットカード殺人事件』+『ロンリーハート』×平山夢明/ 人生の苦い肯定『ここに幸あり』×松浦寿輝/ 女装と円熟『夜顔』×金井美恵子/ 自意識を超えて『人のセックスを笑うな』×金井美恵子+金井久美子

【著者紹介】
中原昌也 : 1970年、東京都生まれ。80年代よりノイズ・ミュージシャンとして活躍し、90年に「暴力温泉芸者」としてデビューした。その後、「Hair Stylistics」として音楽活動を展開。一方、98年に初の小説集『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』を発表。2001年に『あらゆる場所に花束が…』で三島由紀夫賞、06年『名もなき孤児たちの墓』で野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • deerglove さん

    先日岩波ホールで柳下毅一郎と渋谷哲也さんの対談を聞いて、柳下毅一郎本を探していたところ、なぜか図書館の在庫があったのでこちらを借りることになりました。結果、中原昌也のファンになっちゃった(笑)。対談相手がすごいメンバーで、批評家、監督、俳優、作家がズラリと並び、誰からも愛されてますね。それだけ多くの作品を見ていて、かつ思い入れが凄まじい。「いきなり無理やり首根っこを掴まれて、どこかに放り込まれたときの驚きや違和が映画の面白さのはずなのに。不意打ちですよ、本当に観たいのは」まさに。

  • 加藤 さん

    蓮實重彦鈴木則文阿部和重長嶋有平山夢明金井美恵子、の名前が並ぶ目次以上のものはなく、帯の"新世紀"なる言葉の自覚的なこの上ない安売りにほっこりする一冊。井口奈己の『人のセックスを笑うな』を金井姉妹が語るバイヴスめっちゃいい。久美子氏に「女の人にこういうふうに映画を撮られてしまって、少し悔しいんじゃない?」と詰められる著者!鈴木則文がスコセッシの『ディパーテッド』を問答無用の面白さを理由に誉めてるのも最高(みてないけど別にみたくはならない)。平山夢明とのウディ・アレン評は初読なのに既読感たっぷりでウンザリ。

  • holybackeye さん

    対談内容より、対談相手と中原昌也の関係性を楽しむみたいなそんな本だった気がする

  • justdon'taskmewhatitwas さん

    "この映画を見たら何かが得られる、何かを得るために小説を読むというのは、本当に卑しい感じがしてしまう"と宣うシネフィルの鑑。"お客の期待に合わせたサプリメントみたいな毒のなさ"が嫌で映画から逃げちゃった(見なくなっちゃった)俺だけど、"何でもありで自由を謳歌すべきだ"と煽っときながら、"実は都合の良いものだけ選択(同調圧力に負けて自主規制)され、それ以外は排除されてる"のは映画だけじゃないし、逃げきれないよって事は判ってるつもり…。

  • 林 一歩 さん

    質の低いお喋りを聞かされた不快感しか残らない。

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人物・団体紹介

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中原昌也

1970年、東京都生まれ。「暴力温泉芸者」名義で音楽活動の後、「HAIR STYLISTICS」として活動を続ける。2001年『あらゆる場所に花束が…』で三島由紀夫賞、06年『名もなき孤児たちの墓』で野間文芸新人賞、08年『中原昌也 作業日誌 2004→2007』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を

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